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第14回、画像の修正方法を解説してみた。

前回の投稿で、画像の修正に生成コインを使いすぎて、コインがたまるまで新たな画像を生成できなくなってしまったので、この機会に自分なりの画像の修正方法を解説してみようと思いました。あくまでも独学なので、これが最適な方法かはわかりませんが、何かしらの参考になれば幸いに思います。


case1:余分な手足が付いている。

割と発生頻度の多い生成ミスで、見本では、股の間に足が1本多く生えています。基本的に余分な手足を消すだけなので、修正にそれ程手間はかからずフォトショップなどで、ざっくりとしたべた塗りで余分な個所を塗った後、AI画像生成ソフトで修正範囲の指定をして、「肌の質感をきれいに」などのプロンプト入力をして、部分生成を行います。
フォトショップの工程を省いても修正はできますが、その場合「余分な足を消す」などの指示をプロンプトで行う事になり、どの部分が余分なのかが、AIになかなか伝わらなくて、上手く消えてくれない時もあります。
1回の生成で綺麗に修正されるわけではありませんが、数回部分生成を重ねる事で、殆ど違和感のない綺麗な修正が可能となります。

右絵:フォトショップなどでざっくりとべた塗りをして、余分な足を消しておきます。
左絵:修正したい個所を白塗りをして指定して、プロンプトでどう修正したいかの指示をします。

case2:身体の形状が一部いびつになっている。

身体の一部がいびつに変形している物で、たまに生成される事があります。
酷い場合は修正を諦めた方がいいですが、お気に入りの画像で、どうしても
修正をしたい場合は、下手に手を加えないで、AIの修正に任せた方がいいかもしれません。AI自身がいびつな事を認識しているので、何度も部分生成を繰り返していく内に、あるべき形へと少しづつ身体が修正されていきます。
しかし納得のいく状態まで修正されるのに、相当な生成回数と時間がかかる場合も多く、下の見本の場合で、修正生成回数50回以上、時間にして3時間以上はかかったように思います。

右絵:まずはざっくりと修正箇所の指定をして、「足の形をきれいに」などのプロンプトで、
形が整うまでひたすらに部分生成を繰り返します。
左絵:形が整ってきたら気になる箇所に的を絞って、納得いくまで細部の修正を重ねていきます。
左絵:こちらは腰の位置が著しく下方向にずれています。フォトショップなどで下書きは行わず、
右絵:大きく修正範囲を指定しておいて、どのように修正するのかは、AIの判断に任せました。 
左絵:大まかな形が整ったら、最後に足先などの細かい修正をして、修正作業を終わらせます。

case3:手の形がいびつになっている。

現状ではAIは手の形を綺麗に描くのが苦手なので、殆ど頻繁に起こります。
いちいち修正をしていたらきりがありませんが、お気に入りの画像でどうしても修正をしたい場合は、ひたすらに手の部分生成を繰り返しながら、手が綺麗な形になるのを祈る他ありません。AIは元々手を描くのが苦手なので、何度修正を重ねても、手の形が綺麗に整う事は稀だと思った方がいいです。

手の形を左の絵から右の絵にするのに、この程度の修正で5時間程かかりました。
手を修正する代わりに、修正したい手の部分に別の物を生成するという方法もあります。
この絵は、余分な手の代わりにハムスターを生成して、手の描写をごまかしています。

case4:もっと描き込みをしたい。

生成ミスではない物の、何か書き込みが足りないと思った時にも、部分生成は活用されます。下の絵は、花束をリボンで縛ってまとめたいと思い修正を始めたのですが、左の絵から右の絵になるまでに、5時間はかかりました。
リボンで茎を束ねる工程や、茎の根元をビニールで包み込む工程など、その都度プロンプトも異なるので、一度に修正は行わず、工程毎に段階的に修正を行っていきました。


まとめ
画像の修正方法を解説するといった物の、効率のいい方法を知っているわけでもなく、ただただ作業が大変な事しか伝えられなかったように思います。
AI画像生成は、物凄くクオリティーの高い画像を比較的容易に生成する事ができる反面、小さい物を含めれば、きりがない程の生成ミスも起こします。
1から画像を生成されるのに1分とかかりませんが、1枚の画像を修正するのに、数時間かかる事はざらにあります。
なので画像の生成ミスもある意味AI画像生成の味なのだと思って、前向きに受け入れた方がいいのではないかと思う事もよくあります。
しかし、少しでも納得のいく画像を生成できるようになりたいと思うのは、
絵師を志す者なら、少なからず誰もが思う事なのかもしれませんね。

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