時間結晶2　小説

mystery gem
時間結晶

過去を
司る者

未来を
司る者

各々の
役割を
石に宿す

おそらく
9割の
ファンタジーでは

時間を
制御下に
おき

バトルを
有利に
扱う
無双を
連想させる

魔法使い
タイムトラベラー

これが
一般的

だから

厨二病末期の
私には

一割の
スキルを
前面に出し

物語として
展開させる

それには
ハードルが
高すぎた

結果、本質を理解できるまで
数十年の歳月がかかった

タイムマシンの
話では無く

戦う為の
私物化として
行使出来ない

カナは
生身の
姫君

魔法は愚か
剣術さえ
皆無の少女

従者は腰を痛めた老人

崩壊済み
国力も
武力も
無し

これでも剣舞の才能を持っていた

不甲斐ない

大型飛行艇でカナを連れ去った
狂人として、ビリーは登場
こんな彼が、私のスーパーヒーロー笑

そして

時間結晶の
行使には
代償が伴う

使用すれば
カナは
呆気なく
行動不能に
陥ってしまう
リスクを
背負う

こんな主人公で
大丈夫か？

リスクが
あっての
ファンタジー

だが
これが
意外にも
面白い笑

しかも
ラグラ発祥
どころか

創世記
蒼穹の見聞録より
遥か昔の
物語

蒼穹の見聞録では
二度目の人生後の
エノクとなる

ラピュタを
描く様に

ヴィジョンで
共有できる

オリジナル飛行艇の群れ
飛行機械をバンバン出現させる
異世界ファンタジー

私が
本当に
描きたかったもの

躊躇なく空中から窓をぶち破る
姫君のあばずれぶりが
エモい笑

タイトルは
初期段階では
謎のジュエルストーンから

宝石とは
言い難い

青と
緑の
石

以後
創作中

石を
時間結晶と
名付け

創作を続け
完結へと
進む

続く