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lost kingdom29

エノクです

十字架の
船内は
ガラガラで広い



緊急時に
駆けつける様に
ブリッジに
近い部屋で
パパとママは
部屋取りした

エノク
「ん?減速?」


カナ
「もう少しで着くかしら」
「懐かしいわね」


イーノ
「パパとママが
出会った場所?」
カナ
「ええ、そうよ」
トマリ
「 」
カナ
「トマリ?」
トマリ
「‥妙だ。煙突に煙が
上がっていない」
カナ
「確かに‥変ね」


十字架が
目的地に
到着する

下では
その巨大さに
大騒ぎかも
しれない

トマリ
「行こう」
カナ
「街の状況を知る
必要があるわね」
エノク
「ん。行こう」




転移し

街へと
降りた

トマリ
「変だ。賑わいが無い」
カナ
「何かあったのかしら」
「炭鉱の方に行って
みましょう」
イーノ
「え~殺風景」


ロカ
「一度に居なくなった感じ」


カズ
「あ、エノク!」


ダッシュ



上空から
炭鉱の
異変を
確認した
通り

嫌な予感

炭鉱へと
向かうと
人が集まっている

エノク
「 」
カナ
「エノク!また一人で‥」
エノク
「みんな集まってる」
トマリ
「何かあったの⁈」

町の
女性が
振り向く

女性
「アンタ‥トマリ⁈」
トマリ
「女将さん、お久しぶりです」
「みんないないから」
女将
「炭鉱が崩れたんだよ!」
「夫達が閉じ込められたんだ」
トマリ
「そんな‥!」


パパが
走り出す

向かった先で
炭鉱が
崩落し
進路を
塞いでいる


トマリ
「崩落‥下界の地響きは
こんなところまで!」
カナ
「変化で壊せるかしら」
エノク
「この奥?」
イーノ
「吹き飛ばしたら
中の人大丈夫なの⁈」
女将
「?」
ロカ
「エノク⁈」
エノク
「行ってくる」

私は
端末を手に
ポータルを発生

飛び込んだ




何だ

夢でも
見てるのか?

光が‥

俺達は

エノク
「わ!」

崩落の
瓦礫に
足を取られる

エノク
「足場不安定」
「いてて」

「何だ?死神か?」
エノク
「助けに来たの」
「死神?」



「どうやって?」
エノク
「来て。みんな出れるから」
「20人くらい?」

数回に
分けて
出そう

そう思ったら
お姉ちゃんも
転移して来た

イーノ
「エノク!おっと」
ロカ
「足場悪っ!」
カズ
「みんな気をつけて」

「 」
「子供達が‥⁈」
カズ
「怪我人はいますか?」

「かすり傷だが」
「どうやって来た?」
エノク
「ポータル開くから出て」
「お姉ちゃんお兄ちゃん」
イーノ
「オッケー!」
「開くから出て!」

「わ、分かった!みんな!」

鉱夫達が
ポータルの
輝きに
飛び込んだ

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