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Ragura Floating World75

チョウワソウ

これについて
補足する

それは

かつて
ルースに
生息していた
希少植物

すり鉢嵐による
粉砕により
絶滅危惧種として
幻の植物と
されていた

調和の象徴
として代々
受け継がれ

摘み取る事を
禁じられて来た

曽祖父の
最後の遺言を
きっかけに
進展する筈の


それなのに

何故

こんなに

最悪な結果で
並べられて
いるのだろう

エノク
「 」
ラド
「捜査の進展が
此処まで切迫した」
「エノクに思わぬ
危害が来ない様
身近な俺が警告の為
此処へ連れて来た」


私は
理解した

知らない間に
自分が
危険な立場に
ある事を

エノク
「‥チチ、私
どうしたら良い?」
ラド
「頼れる仲間は
多い方が良いが
今は慎重になれ
それと」


いつでも
連絡取れる様
チチやミタマと
連携を取れと
言われた



チチの車で
送ってもらい
帰宅

エノク
「‥ただいま」
マヤ
「お、おかえり」
エノク
「ママ」
マヤ
「何?」
エノク
「私、曽祖父の遺言を
ずっと大事にして来た」
「絶対チョウワソウ
見るんだって」
マヤ
「 」
エノク
「それなのに」
「沢山のチョウワソウが
見れたのに」


こんな形で
最悪な結果に
なるなんて
思ってなかった

その場で
愕然と崩れ落ちた
私は

侵食者から守った
この世界で
どう生きるか

思い悩む事になる

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