After Furu14
エピローグ
私アリサ
ニュースで
散々
騒がれた
デニッシ族
一斉検挙
彼らの
その犯行も
底をつく
ニュースでは
お手柄
中学生とか
話題に
なってた
うん
お姉ちゃんにも
その話題は
届いていた
早速
端末で
会話が
弾む
エノク
「随分と大胆な作戦でデニッシ族を捕まえたわね‥」
「フリュの作戦?」
アリサ
「黙っててもバレるじゃん?」
「動けるのは、アリサだけだし」
エノク
「怪我は無かったの?」
アリサ
「大丈夫だよ」
「誰も傷ついてない」
カオや
スクの事
沢山話した
端末から
カオの連絡
エノク
「お邪魔したわね。出てあげて」
アリサ
「うん。じゃ、またねお姉ちゃん」
エノク
「アリサ、貴女は強いわ。胸を張って生きてね」
アリサ
「 」
通信が
切れ
カオへと
変わる
カオ
「アリサ、今度の休みだけど」
アリサ
「 」
カオ
「‥どうしたの?呆けちゃって」
アリサ
「うん、ちょっと嬉しいから」
カオ
「?」
今度の休み
スクと
出かけよう
との事
アリサは
もう
充分
強いから
って事で
世界樹の
聳え立つ
草原
お決まりの
メンバーで
訪れた
フリュ
「此処らで記念撮影とかどうですか?」
アリサ
「良いね」
「綺麗に撮ってね」
カオと
スクが
収まる
アングルで
撮影
された
この時
フリュは
主観で
映らない
まま
アリサが
中学三年に
なった頃
フィルムに
収めることが
出来ないまま
最後を迎えた
高校生に
なり
初めて見た
フリュの
本体である
このチップ
量子チップである
モノリス
それが
フリュの
正式名称
だった
お姉ちゃんの
端末は
お姉ちゃんに
戻り
アリサの
端末には
モノリスを
接続され
高校卒業後
お姉ちゃんの
養子として
迎え入れる
事になった
フリュ
「で?どうなん?」
アリサ
「何が?」
フリュ
「養子になる事に、抵抗は?」
アリサ
「何処にあるし?」
フリュ
「ええんか?」
アリサ
「泣く程嬉しいわ。お姉ちゃんと家族になれるんだから」
エノク
「何、話してるの?」
アリサ
「あ、お姉ちゃん」
いや
多分
それは違う
だから
お姉ちゃんと
呼ぶのはこれで
終わりです
アリサ
「‥ママ。大好き」
エノク
「私もよ。アリサ」
おしまい