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lost kingdom
何度も
何度も
自分の国かと
疑う
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/118189258/picture_pc_5eac641f222d8727a23bf30a3bbb3cdb.png?width=800)
失われて
新しい国が
始まって
みんなで
こぞって
暮らしました
此処は
翼竜が
舞い戻って来た
奇跡の国
オウドリーフ
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/118189288/picture_pc_b74cc1b9e8901c2b1e6e055a2d586ef0.png?width=800)
エノクです
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/118227259/picture_pc_18c05300380c428bc5d4029d78ff6c88.png?width=800)
9歳くらいに
なりました
て言うのも
生まれてすぐは
テラトマ体から
3歳児に
なってた
みたいで
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/118189837/picture_pc_8cc740048609cf460253a093c2f946b3.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/118190163/picture_pc_9b4bdb3183d0268327f21be608fbeae3.png?width=800)
それに
私が
生まれたのは
十字架の
船内だし
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/118190015/picture_pc_ecf292abbc3194cb5f0c99c36b0b9c94.png?width=800)
ママは
貴女の
国よ
なんて
言わない
だから
家族構成は
お兄ちゃん
お姉ちゃんと
同じ歳くらい
みたいに
見えてる
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/118231931/picture_pc_3370aae8253fec7482aeb36e593105be.png?width=800)
今日
パパの
付き添いで
崩落した
遺跡に
来てる
ママが
昔住んでた
古い塔を
私は
見上げる
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/118217326/picture_pc_48201837b375898dc1249c452d39712d.png?width=800)
高い
攻防神が
ゆっくり
空に浮く
パパ
トマリが
遺跡群を
調査していた
トマリ
「特に目立つものは無いな」
ママ
カナが
答える
カナ
「公式の図面さえ
失われてるの
何か隠し扉か何か」
トマリ
「それなら見つかるのは
時間の問題だったろう」
「問題は材質のよく
分からないこの石垣だね」
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/118239713/picture_pc_6b9ae107a4304aee2c22a5160faa7452.png?width=800)
エノク
「パパ、何か手伝う?」
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/118244377/picture_pc_37eaf6b52e244fb0a91ffa673861b977.png?width=800)
トマリ
「イーノ達の側に居て」
嗚呼
暇
お兄ちゃんが
魔族の
エトランゼと
話してた
私は
彼女の事を
エトラって
言う
エトラ
「エノク」
エノク
「特に手伝う事もないし」
お兄ちゃん
カズ
カズ
「暇だね。アンドロイドの
収穫次第だよ」
エノク
「ん」
「おーい」
お姉ちゃん
イーノとロカが
呼んでる
イーノ
「ね、この穴」
カズ
「中は見えないな」
「けど」
ロカ
「前は無かった筈」
エトラ
「昨日調べたよね」
エノク
「ん」
特に
変化も
無かった
筈の
この場所
その瞬間
石が突如
足元から
ずり落ちる
音がした
その
隙間から
私は
ずり落ちた
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/118242271/picture_pc_1b6efad4e6c2d8ae6c2d9f801af84e69.png?width=800)
小さな
身体が
何も見えず
落ちる
内蔵が
浮き上がる
不快感
血流も
脳に向かい
集まる様に
私は
真っ暗な
奈落を
落ちる
小さな
穴は驚く程
小さくなって
下から小さな
穴が見える
収穫の無い
調査に
貴重な
意見も
必要だ
とりあえず
奈落を
落ちた先を
知る必要がある
暗がりで
変化も
危険だ
私の
生きる
この世界の
最下層
見てみよう
風
下から
舞い上がる
風が吹く
目の前の
穴から出る
閉所の
気圧から
解放された
私の
目の前に
広がる
蒼穹
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/118243149/picture_pc_769bf44645761efa207cbc871c0fe49b.png?width=800)
真っ逆様に
落ちる
上空の
大陸が
ぐんぐん
離れて行く
このままだと
戻れない
今日までの
半生
過ごした
場所から
遠ざかってしまう
戻れなく
なってしまう
変化した私は
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/118256753/picture_pc_691ec7d2de62a8e14dcad704c2ee459b.png?width=800)
背中の
粒子加速器官で
舞い上がる
落ちた穴を
探す
ぐんぐん
上昇
しながら
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/118243626/picture_pc_e0158a08855f9587b4e643cf4da98da0.png?width=800)
何処だろう?
時間
かかって
しまった
あった
再び穴に
突入する
私
けど
戻れなかった
上から
降って来た
破片に
激突した
らしい
私は
頭部を
直撃して
一瞬にして
気を
失った
どうしよう
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