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Ragura Floating World61

はい
エノクです

私の夏休みは
入院前から
溜まっていた
テストが終了と
共に始まり
ました

みんなは
一足早く
始まる

私も
ちゃっちゃと
片付けて
提出した

学校を出ると
早速スクに
連絡した


スク
「‥古代図書館?」
エノク
「ん。下調べに
植物のルーツから
調べてみようと
思って」
スク
「なるほど
場所は分かるの?」

通学路で
すれ違う
この公園で
待ち合わせをする

スクと
合流する
つもり

程なくして
スクがやって来た

スク
「テスト終わったんだね」
エノク
「適当に片付けた」

ここから私の
夏休みが
始まった

スクと
上の街に向かう

バス停で待つ

バスに乗り込み
コロッサルグラッド
経由の路線


上の街に続く
ゴンドラの
大穴トンネル
へと向かう



古代図書館は
解読書を
ネグロから
渡された時以来

スク
「エノク」
エノク
「ん?」
スク
「古代図書館って」
「君が‥魔王を
倒した場所だよね」
エノク
「 」


‥そうだ

そんな
事もあった

トラウマ
だったけど

エノク
「何故スクが‥」
スク
「ママさんから聞いた」
エノク
「そう‥」
スク
「そんな場所に
向かうなんて」
エノク
「それでも」

私は笑う
けどその笑顔が
フッと消える

エノク
「悲しかった」
スク
「 」
エノク
「だからトラウマ
だったの」
スク
「そう‥けど」
「無茶はいけないよ」
エノク
「ん」
「資料あるかなぁ
ビル四階くらいの
高さあるし」
スク
「え」

それだけ
沢山のルーツが
書籍でまとまって
いると説明した

スクは
唖然とした
表情をして
聞いていた

大穴を越えて
沢山のビルが
見えて来た

路線バスを
降りて
モノレールに
乗り換え

私達は合同学校の
古代図書館がある
駅へと向かう


何かワクワク
して来た

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