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lost kingdom27


エノクです

ママと
エイドに
お家預けて
帰って来た



セイラも
合鍵
貰ったと
思う

カナ
「あの二人なら大丈夫ね」
エノク
「ん」
カナ
「トマリが調べて
くれてる筈だけど」
エノク
「?」
「何、調べてるの?」
カナ
「この街の男女比率」
エノク
「?」

よく
分からない



城に戻る


パパが端末で
調べ物を
している
様だったし

ママが
パパに
聞く

カナ
「トマリ、どう?」


トマリ
「確かに問題だ」
「女性比率が圧倒的に多い」
エノク
「?」

比率の違いが
偏りすぎて
将来的に
問題が出る

トマリ
「国の人口密度がこれでは
繁栄は難しいな」
カナ
「やっぱり‥」
「子供達の未来の為にも」
トマリ
「そうだ、魔女狩りは
完全に終わっただろうか?」
カナ
「え?」
「まさか」
トマリ
「そうだ、女性比率から
男性比率を上げるには」


カナ
「そうね、もっと
小さな集落や町にも
手を伸ばすべきだわ」


エノク
「まだ終わってない?」

新たな
問題に向け
この国の
人口密度に
修正をかける

その
男性比率を
増やす為の
方法は

小さな集落
町にも手を
伸ばしていく
必要があった

トマリ
「ベアルーヌさんに報告する」
カナ
「お願い」




ベアルーヌさんと
パパが

真剣に
話し合っている

ベアルーヌ
「なるほど、これは
問題だな」


トマリ
「国としても男女比率は
重要になる」
「小さな集落や国から
収集をかけてみては」



ベアルーヌ
「人攫いか?」
トマリ
「魔女狩りによる
女性の減少被害は
大きいからね
残った男性比率は
女性を求めて国を頼る筈」
ベアルーヌ
「なるほど‥考えたな!」


トマリ
「ベアルーヌさんの
再婚相手も見つかる筈です」

ベアルーヌ
「 」


一瞬
ピリッと
空気が変わる

笑顔を
崩さない
ベアルーヌさんが

心なしか
私は
怖く感じた

ぶるっ

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