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lost kingdom23


僕は
エイド

下界の王

たった今
エイドリッヒに
ちなんで
セイラに
つけて頂いた



エノクは
まだ面会は
厳しい
状況な


城中
探す

僕と同じ
髪の色の
女性に
声を
掛けてみた

カナ
「あ、貴方‥」


エイド
「エイドとお呼び下さい」
「先程セイラさんに考えて
頂きました」
カナ
「はあ」


エイド
「 」
カナ
「何か?」
エイド
「エノクに会いに
来たのですが」
「まだ礼も無く」


カナ
「娘ならトイレに
駆け込んだわ」
エイド

「えっええっ⁈」




応接室に
案内され

ご主人の
トマリさんと
対談した

その
バムイ族と
なって生きた
壮絶な
経緯を
聞く

エイド
「そんな‥異端審問に
聖杯を打たれ不死に
されていたなんて」
「だからあの子は
不死なのか‥」


トマリ
「僕は自ら打ちました」
「貴方は独り身だったと
聞いてますが」


エイド
「 」
「あ、はい。去年まで従者が
健在でしたが
アンドロイドの執事も
優秀でしたから」
カナ
「執事までアンドロイド⁈」

廊下を
バタバタ

元気に
扉を開け
開口一番に
放つ

エノク
「ママ!」
「出血治った!」
カナ
「 」


トマリ
「 」


エイド
「‥エノク?」


エノク
「ん?あ!」


驚いた

不死とは
聞いていたが

なんて早い
回復だろう

エノク
「王!、無事で良かった!」


エイド
「今日からエイドと
名乗るよ。セイラさんに
名付けて頂いた」
エノク
「ん!流石セイラ!」
「エイドさん、宜しく!」

エノクは
再び
バタバタ
走り出す

エイド
「あんなに元気とは」
「感謝を言いそびれて
しまったよ」


カナ
「あの子は理解してるわ」
「助け合った結果よ」


エイド
「やはり僕と同じ髪の色」
「貴女は母の面影を感じるし」
カナ
「え?」
エイド
「改めて。姉さん」
カナ
「 」
「弟‥まさか!」
トマリ
「カナ?」
カナ
「トイ達はこの事
知ってたのかしら」
「だとしたら‥」

立ち上がる
姉さん

カナ
「エイド、来て」
「トイに会って」
エイド
「トイ?」


姉さんの
従者

トイを
紹介すると
応接室を
後にした


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