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After Furu10


さてと

先生に
無理言って
班結成

各班に
散開して
生徒達は
行動を
開始する

私アリサ!

アリサ
「デニッシ族の、被害最小限に止めるには、この三人が一番」
スク
「なるほど、オリエンテーリングについては僕が詳しいし」

カオ
「あ、足手纏いの私に、アリサが付き添いなんて、心強いわ‥」


スク
「カオ、魔法まだ使えないの?」


カオ
「わ、私トーラ系だから」
アリサ
「炎だって。火気厳禁ね」


スク
「僕らで、守るべきだね」

先生の
声掛けで

私達も
移動を
開始した




ラグラの
オリエンテーリングは
少数班で
行動

知的に
行動する

端末の
現在位置を
特定する為
岸壁クレバスの
地形を
把握する
必要がある



目的地を
見失なう程の
タイムロスを
招く班には

5分前に
警告のメールが
来る事に
なっている

初心者でも
対策は
とっている
ものの

こっちは
デニッシ族の
奇襲リスクが
高い班だし

連中も
何人
この森に
潜んでいるか
把握できないし

カオ
「‥変じゃない?」
「私達だけ。このエリア歩くなんて」
アリサ
「 」
スク
「‥もしもだよ?デニッシの目的が、分散された僕ら、生徒だったとしたら」


カオ
「え⁈」

アリサ
「フリュ‥?」
「楽観的に行動するには、この想定は無視出来ないよね?」

フリュ
「確かに。効率的に贄を増やす為の戦略ならば、デニッシの目的には」


アリサ
「どうすんの⁈みんな拉致されたら、アイツら‥やりたい放題じゃん」
スク
「それとも。効率的に内包者の僕らに、生徒救出の課題にする為の布石だったとしたら?」

カオ
「⁈」


アリサ
「フリュ‥⁈」

フリュ
「みなさん、考えてみて下さい。効率的に、生徒救出の課題として、三人に此処でデニッシ族の奇襲を確実に終わらせる為にも、このオリエンテーリングは、とても重要であると考えられませんか?」

アリサ
「そうだけど‥!」
「わざと危害加える方向に、クラスを危険に晒すなんて」


フリュ
「デニッシは、贄の商品として未成年を拉致しています」
「明らかに、迅速な危害を加える算段とは、考えにくいでしょう」

アリサ
「私の扱いとは‥違うって言いたいの?」
フリュ
「迅速な危害を、加えましたか?」
「明らかに、お姉さんの時より違う対応では無いので、気になりました」


アリサ
「安全にみんなを救出できるなら、どうすれば良い?」

お姉ちゃんは

どうする
だろう?


スク
「デニッシ問題を、僕らで解決出来るなら‥やるしかないね」
「考えたんだけどさ」

スクが
提案

地の利を生かす
以前に

私達は
内包者

地形を
気にせず
行動出来る

木の幹さえ
足元から
血管で絡ませ
移動出来るし

隠密に
デニッシを
捕まえる為



ベクターBOXに
閉じ込めて
捕獲する
方法があると
フリュも
推奨する


よし

私達で
やるしかない


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