lost kingdom28

エノクです

十字架の
出番が
やって来た

下界騒動も
解決し

殿下や
フレディ大臣と
お別れの
タイミングで
出発の
準備が進む

メンバーは
私達一家

ベアルーヌさんも
来てくれる

シーラは
お腹の子
出産間近

ブリッジの
オペレーターさん達と
共に

フレディ
「短い間でしたが無事
解決して何よりです」

殿下
「こんな結末とは」
「我々が出る幕では
無かったな」

ジャズ
「まぁ、収まって
良かったじゃないすか」

カナ
「私は会えて良かったです」
トマリ
「道中お気をつけて」

フレディ
「感謝します」

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エノク
「行っちゃった」
イーノ
「ねぇいつ行くの？」

カナ
「準備でき次第ね」
「トマリ」

トマリ
「忘れ物は無いかな」
「ん？」

エイド
「どちらへ？」

セイラ
「カナさん、旅に出るの？」

カナ
「人口密度の比率に
問題あってね」
「何があったら連絡して」

二人が
顔を見合わせる

エノク
「男の人少ないんだって」

セイラ
「まぁ、魔女狩りから
復興した国だし‥ねぇ？」
エイド
「そうなら将来的に
問題になる」
エノク
「もう行くって」

私は
十字架に
乗り込み
オウドリーフを
後にした

セイラと
エイドに
手を振った

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久しぶりの
空の旅

メンバー
少ないから
無駄に
船内が
大きい

プラントと
端末を
経由した
通信システム
「モノリス」

カナ
「プラント、マップを開いて」
プラント
「御意」

トマリ
「此処から近い集落は、と」

集落を
見つけるのに
マップは
欠かせない

トマリ
「親方、元気かなぁ」
カナ
「行ってみましょう」
「連れ出して欲しい
側だったでしょ？」
トマリ
「そう言えばそんな
勢いだったな」
エノク
「親方？」

トマリ
「昔の仕事の上司さ」
エノク
「ん！行こう」
カナ
「決まりね」
「進路修正、炭鉱都市
スロッドへ」

パパの
生まれ故郷

炭鉱都市
スロッドに
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