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Ragura Floating World7

よっ
マヤだよ。


お昼食べてない

教室に向かう

教室の窓開けて
こっちを見てる子がいた

カズ
「あ‥イーノ」
イーノ
「ふうん、助けたい人?」
カズ
「 」
イーノ
「顔真っ赤にする訳‥」
「て、その耳どうしたの」
カズ
「事情が複雑だったんだ‥」
マヤ
「友達?マヤだよ」
カズ
イーノ
「こう見えて双子なんで」
マヤ
「‥へ、マジ?」




俺カズ

その日の夜

パパが家に帰る

家族で今までの
事を話した。

俺もデニッシ族に
マークされ
狙われていた事

マヤの事

家族への危険を
避ける為、相談さえ
出来なかった事

デニッシ族の問題も
無事解決して話せる
ようになった事

タケ
「そっか、事情が
複雑だったか」
「お前も家族を守る立場
だった訳か」

イーノが目を見開き
黙っている

タケ
「大丈夫か?」
カズ
「うん。マヤが
でっかい穴埋めてくれた」
タケ
「そっか」
「マナの娘だとは
確かに、アイツと同じ
落ち着き無さそうだな」

ママの写真を見て
パパが呟いた。

張り倒されて
嫌いになったかと
聞かれたけど

正直それは分からない
けど、痛いのは嫌だと
伝えた。



端末を使ってマヤに
家族に伝えたと
連絡した。

着信で来る

あれ?

電話はしない
奴だったのに

マヤ
「今日は引っ叩いてごめん!」
カズ
「いや‥けど次は勘弁」
マヤ
「き、気をつける。私」
カズ
「ん?」
マヤ
「性格キツイから」
カズ
「どうかな‥」
マヤ
「えっ?」
カズ
「人に腹が立った
事は無いから」
マヤ
「‥ありがと、また」
カズ
「うん、また明日」


通話終了

仲直りできた‥
よな?

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