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プロ野球シミュレーション「最初から巨人江川」第1球「1973年ドラフト」

プロ野球ファン歴約50年の私が、とりあえず野球ファン生活の「折り返し点」に差し掛かったことを記念し、このシミュレーションをこれまでのひとまずのファン生活集大成として描いてみようとひらめきました。

古くからのプロ野球ファンの一部では、もし表題のように江川卓が「最初から」、というのは「高卒」で巨人に入団していたら、どのくらい勝っていたのかとか、もっと巨人は強くなっていたとか、いわゆる「タラレバ」としてよく引き合いに出されているものです。

この物語(といっていいのか)においては、時計の針を1973年11月20日のドラフト会議の日に戻したところから始めたいと思います。

私個人としましては、この年はなんらかの「怪物」が出現したような印象があって、江川卓のほかにはハイセイコーの登場と、あと山口百恵がデビューしたり、王貞治が三冠王を獲得したり、、あ、そもそもハイセイコーとか三冠王とか山口百恵とかの説明しなきゃいけないかもしれませんが敢えて割愛させていただきます。

やり方として、「これはそもそもどうゆうものか」の説明は「気まぐれ」でやろうと思ったらやりますが、読んでる方をガンガン置き去りにしてしまう場合もあるので、そうですね、私より野球に関する知識が深かったり、私の野球に対する認識が甘いなどと批判したり、そもそも私のような者に野球を語る資格はないと叱責するような人「向け」に作られていくような気がしてなりません。

で、少し話が飛びますが、「やるだけやってみようやればわかるさ」と配偶者に言われ、この物語については「有料」にしております。お金をいただく価値があるかどうかと聞かれたら「そんなもん無いに決まってる」と現時点では認識しており、当然「プロ意識」の欠片などなく、それでも払って読んでいただく方がいらっしゃるかという下衆な期待感を持ちつつヘラヘラしながら書いてまいろうと思います。

とまあ、枕詞もこのようなザマです。てか、いい加減本題に入りましょう。

そういうわけで、1973年11月20日です。この日、東京都千代田区の「日生会館」において「1973年度新人選択会議(ドラフト会議)」が開催されたのです。そして、この会議における最大の目玉が江川卓ということでした。

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