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自問自答④ 演歌バッグと巡り合わせ

今、ものすごく気になっているバッグがある。
それはこれ。
マルニのバッグ。

https://www.marni.com/ja-jp/シャイニーカーフスキンmuseoバッグバイカラーショルダーストラップ付き-SHMP0039Y0LV639.html?dwvar_SHMP0039Y0LV639_color=ZO304&dwvar_SHMP0039Y0LV639_size=UNI

かわいくない!!!??

*前回コンセプトでしたいことについて書くとか言ってましたが、書き上がってないうちにこっちが書きあがっちゃったので先にあげてます。

京都にBALというショッピングセンター?がある。いや、百貨店?

ここの地下一階と二階が本屋になり、多分京都市内一大きい本屋でめちゃくちゃテンションが上がるので度々来ていた。
その際に必ず通るお店がある。マルニだ。
とはいえ、つい最近まで店名は知らず、おしゃれなお店があるな〜くらいの認識だった。
それが自問自答ファッションを通じ、ちょっとずつブランドを知るようになってようやく、あ、ここがマルニだったのか!となった。遅すぎん?
知ったからといってまあ、何か変わる訳な…え、どうしようめちゃくちゃきれいな水色のバッグがある!!
忍者のようにゆっくりバッグに近付くと、水色のバッグではなく水色とオレンジのバイカラーのバッグだった。オレンジというよりはちょっと茶色みがかった感じ。
ふーん、バイカラーなんだ。できれば水色一色がよかったな、とこの時の私は思っていた。

ここで私の理想のバッグの条件をご紹介しよう。
・手が空くこと(リュックか斜め掛けが理想)
・iPadやちょっと大きめの本が入る
・どこにでも持って行けるシンプルさ
・水色

なぜか昔から、水色のバッグが欲しかった。でも、普段から水色が好きで水色の服を着がちなので、その上水色のバッグを買うのは水色がうるさいな…と諦めていた。だが、自問自問ファッションで靴と鞄から探せばいいと知り、いつか買う演歌バッグは水色にしようと思っていた。
そんな感じで理想の水色を見つけつつも、水色一色だけじゃないという理由でスルーしようとしていた。のだが。
本屋に行くために必ず通らなければいけないので、必然的に毎回お店を見ることになる。なるのだが、お店からすごく圧を感じるし、毎回あのバッグを目で探してしまう自分がいる。(圧は店員さんからでなく、バッグから感じたもの。)
…うーん、さすがにちょっと無視できなくなってきた。
とりあえず、HP見てみるか。
という感じで見たのがさっきのリンク先のバッグ。同じ組み合わせでサイズ違いがあと2種類あったが、大きさ的にこれがベストな気がした。
水色一色じゃないのが最初は嫌だったけど、なんか、これはこれでかわいくなってきたな??刷り込みに近いものを感じる。
いやいや落ち着け自分これはブランドのバッグ。お値段を見て落ち着くんだ。
冷静になるために値段をみた。

13万9百円…。

めちゃくちゃがんばったら出せない金額ではないけど、ポンとは出せないというか、出したくない金額だね!!
この金額で失敗はしたくないな…とりあえずお店に行くか。
で、行きましたのが本日。
入ってすぐにお店あるのに勇気出なくて、スタバに行ってちょっと一休みして、無印と本屋行って、ようやく勇気出てバッグ持たせてもらった。この意気地無し。
持たせてもらった感想は、正直わからなかった。人生でこんなに高価なの電化製品以外で持ったことないので、ものすごく緊張していたのだ。
鏡で見させてもらっても、バッグは素敵なのに私は素敵じゃない気がして鏡が直視できなった。せっかく持たせてもらったのにダメじゃん。
でも、店員さんとお話しできたのは良かった。バイカラーだから服に合わせて見せる面を変えることができるとか、巾着袋が付属していて貴重品を入れたりできるとか、あきらかに今日買う気がなさそうな人間なのにかかわらず丁寧に対応してくださった。
御礼を言って退店した。

お店を後にしてすぐ、じわじわ昂揚が昇ってきた。
あれは私のバッグだ。
ふとそう思った。本当に今更ながらそう思った。
あのバッグを持たせてもらった手が寂しい。恋しいと言っているような。
錯覚だと言われたらそれまでだけど。
でも、往々にして各々手にすべき物というのはあると思っている。
自分が使うため、誰かに渡すため、いろいろ理由はあるけれど、そういう巡り合わせみたいなのが少なからず私にもあった。
このバッグとの巡り合わせがそれとは言い切れない。
だけど、そうであったら嬉しいなと思う自分がいるのだ。

でも、あのバッグが果たして自分に必要なのかは答えが出てないのでもうちょっと自問自答しようかな。
ノット衝動買い!