症例報告を聞いてみて! ①肺がんについて

①非小細胞肺がんについて
② irAE糖尿病について
③セフェピム脳症について
④腫瘍熱について

この4つの発表を聞きました。
今回は薬剤部の5年目以上の先輩方の発表でした。
業務時間外に自己研鑽としてこのような症例の取りまとめ?も行うのは
非常に大変なことと思います、、
こんな素敵な先輩が4人もいる職場で働けていることを
改めてとても幸運に感じました。

①非小細胞肺がんについて

さて、①肺がんについて、です。
非小細胞肺がんで化学療法と放射線の併用治療を始め、分子標的薬の導入した症例のお話でした。
この症例から学べることも多いとは思いますが、
腑に落ちないところがいくつかありました。
そこで、
肺がん治療について自分の知識の整理をしようと思います。

もしかすると薬学生の方も読んでくれているかも?
ということで、
少しテスト的な大事な話もしてみようかなと思います。

テストに出そうな大事なところ

肺がんの分類:非小細胞肺がんと小細胞肺がん(ざっくり)
腫瘍マーカー(後で詳しく)
治療法:外科的治療、薬物療法、放射線治療
がんのできる場所

小細胞肺がんについて

小細胞肺がんの特徴
①増殖スピードが速い
②薬物治療を行う
(CDDP:シスプラチン、CBDCA:カルボプラチン、エトポシド、イリノテカン)

非小細胞肺がんについて

腺がん(女性に多い)
扁平上皮がん(タバコとの関連大)
大細胞がんの3つ
にさらに分けられます。
外科的治療を行い、再発例などでは薬物治療を行います。

腫瘍マーカーについて

腺がんは肺がんに限らず、CEA!
(大腸がんとかも腺がん)
扁平上皮がんも肺がんに限らず、SCC!
(食道がん、子宮頸がんなどが扁平上皮がん。放射線治療と相性が良い)
(前立腺がんは腺がんが多いけど、放射線治療を行う)

がんのできる場所

赤:小細胞肺がん、扁平上皮がん 肺門部
オレンジ:腺がん 末梢部、肺野部

非小細胞肺がんで薬物治療を行うことになった時、
変異遺伝子陽性なら分子標的薬を使うのかな、
と思っていたのですが、
どうやら今回の話だとそういうわけではないみたい、、、
ケモラジと言われるものを選ぶと分子標的薬は使わないよう。
(放射線治療で根治を望めることもある)
この前提を知らなかった(遅刻してきたから私が聞いていなかったのかも)
ので
今回の話を聞くにあたって
常に ?? という状態になってしまったのかな?!

放射線治療と抗がん剤の併用は、
相乗効果があるとされています。

放射線治療については
大学ではあまり勉強しません。(多分!!)
臨床に出てから知っていく部分であるので
自ら学ぶ意識を持って過ごしたいものですね?!

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