1月の月記

絶望鬼ごっこ23巻が2/22に出る。
再校も終わったので、僕の残作業はもうほぼなし。
見本誌を楽しみに、ワクワクしています。
今回はね、はじめての見開きイラスト! があるよ!


で、僕は現在、最終巻の原稿にかかっている。
一桁巻のころはそうでもなかったが、二桁巻も半ばをすぎたあたりから、初稿を書くのに、ほんとうに気力と体力を使う。
動かすキャラクターも格段に増えて、一冊で閉じきらない話にしていることもあって、これまでの展開の流れから生じる情報量が多い。
それを初見の読者には視界の端で把握できるように、数ヶ月ぶりの読者でもさっと思いだせるように、噛み砕いてでも流れを阻害しないように描写して、キャラを立てて、ストーリーを進めて、大人向けならまだしも小学生読者でも読みこなせるように表現や文章を考えていくと、書いていてほんとうに気力を使う。
特に最終巻とか、ほんとうにほんとうに気力と体力を使う。(心のさけび)
僕はいよいよ瀕死です。

たぶん、もっとさらさらっと書いてる方が、読者は入りやすいんじゃないかなと思うんだけどね。
児童書だしね。熱量をこめすぎると引くよね。大人はうじゃいよね。
でもね。もういいんです。あきらめてください。
人生はあきらめが肝心なんです。

そんなこんなで、原稿がんばってます。
気力と体力が底をつく前に、ゴールにたどりつきたい所存。
ここ1年以上、現実と作中のテンションの違いに戸惑い気味なんだよね。
現実では子供狩りは起きてないし、鬼も跋扈してないし…。
なので、終わったら、もっと肩の力が抜けて、「おならぷう」みたいなものを書きたいなと。
おならぷうって言いたかっただけです。

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