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長ネギの切り方

それにしても暑い。
したいことは意欲ゼロになるし、すべきことはサボる。
要するに何もしない。できない。
もう少しの辛抱だと願う。

さて、書きたいなと考えていたことはあったけど、そういうわけで全然書く気にならなかった。
今日は愛車の点検に来てますので、作業の終了を待っている間にチャチャっと書こうと思う。

私の母が結婚して入った家には、姑と、夫の弟と妹が同居していたらしい(「らしい」というのは私が生まれた頃には弟と妹=私の叔父と叔母は結婚して家を出ていたから)。

新婚の頃、雑煮だか味噌汁だか蕎麦だかにネギを刻んで乗せようとして、若く妊娠中だった母がネギを斜めに刻み、なぜか姑にこっぴどく叱られた。
婆ちゃんの育った地方では、ネギを斜めに切るのは弔事の時だけだそうで、「何やってんだ!縁起でもない!!うちの嫁は何にも知らないんだな!!!常識的に小口に切るのが普通だろうが!!!!」と。
母の認識(あるいは育った家)では逆だったそうで、母にとっては斜めに刻むことが「普通」だった。。。

母はその時のことを、歳をとってからも恨めしそうに話したものだった。

そのことを忘れんぼの私が鮮明に覚えているのは、トラブルってだいたいがそんなものだろうなと考えるからである。
どーでもいいようでそーでもないけどやっぱりどーでもいいこだわりが、人それぞれあったりして、それを「あなたはそーなんだね、私はこーだよ」「へぇ、違うんだね面白いね」で終わらせられないから面倒なことになる。
家庭内とか職場の小競り合いから始まって、戦争だって元をただせばネギの切りかた程度の認識違いかもしれない。

あ、点検が終わった。
脇腹にファンの付いた作業衣のお兄さんがやってくる。
暑い中ありがとうございます。
お疲れ様でした。。。。。。。

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