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煩悩なければ菩提なし

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ワクワクチンポ~! などと言ってナメていましたが、ワクチン2回目の接種翌日から副反応はバッチリ出た。大変つらいものだった。高熱とダルさと悪寒は、根性でどうにかなるものではなかった。そりゃそうだ、根性で戦争に勝てたら苦労はしない。これから接種されるひとは、熱とともに汗をかいて喉が渇くので、ポカリなどの飲料をてもとに置いておくのがよい。僕は梅サイダー的なものを選んだ。副反応の暴走で死んだら自分の遺影として使えるまともな写真がないな……と心配して眠りについたので、目が覚めたときはちょっとだけ安心したな。娑婆あればこそ、冥土もあれ。すごい体調がダメな窮地でも、家族ふくめて会いたい人間のことがいっこも浮かばなかった。なんでこんな終わってる人生なんだろう、と感じる憂鬱さも副反応のうちだったのかもしれねえ。うちの猫は、僕がうめいているのを見て心配してくれるような顔をしたり、かと思えばかまってほしいときは引っかいてきたり、いつもの猫ちゃんだった。この写真はうちの猫ではないが、イタズラっぽい顔をしているのがかわいい。

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ワクチン副反応の熱でのたうち回っているあいだ、仕事のことは「あれやらなきゃ……これもやらなきゃ……」って脳裏に浮かんだが、写真のことについてはなにも浮かばなかったので「まだまだ」なのだろう。寝ても覚めても悩むくらい、写真をやり込まねばならない。直近の課題して思っていることだけど、photoshopの解説サイトなどでbefore→afterの写真を並べて「どうです!格段に良くなったでしょう!(ドヤッ」ってやつがよくわからないことが多い。前後のどっちも同じに見えるのだ。大雑把な性格だから向いていないのだろうし、こなしてくるとわかってくるのかもしれない。レタッチの感覚に敏感になるにはちょっと時間がかかりそうなので、まずは構図とか被写体の選び方でひとと違ったものが撮れるように工夫しなきゃいけないな。

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この記事で載せた写真は、ヤフー・オークションで安く手に入れたソビエト製の「スメナ8」というトイカメラで撮影したもの。全体的にチープな作りだしピント合わせは目測で、あんまり期待していなかったのに思いのほかいい写りで気に入っちゃった。まだフィルム1本しか使ってないので、奇抜な写真は撮れなかった。

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スメナ8、カワイイ。


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