見出し画像

あさひ洋裁紀行(半袖シャツ2枚目)

いつだって現在いまがいちばん若いので、オタクだって恋をしていいし、30代半ばの男性がめちゃカワねこ柄の開襟シャツで出勤していもいい。僕はルッキズムやエイジズムのようなくだらないものとはずっとたたかっていきたいと思うし、それよりもさらに、ガキのころから言われるたびに気に食わねえなと思っていた「TPO」にも抗っていく。TPOという言葉が、本来の意味するところよりも、ひとを抑圧する文脈で使われがちであるのを見るたびに、なんだテメエ、パレスチナ解放機構のいとこか? って感じていた。そんなものに決して屈しないつもりであります。

というわけで、引き続きこの本の作り方そのままで開襟シャツを作ってみました!!

もちろん会社にも着て行って、同僚から「その服カワイイですね~」と話しかけられ、「でしょ~、これ実は自作でして、布買って切って縫って、作ったんすよ、ガハハハハハハ😁」ってめちゃ自慢した。自己肯定感もモチベーションも爆上がりする。もっともっとがんばるぞ、という気持ちが高まった。いろんなものに抵抗するにあたって必要なものは、言葉ではなく、既製品でもなく、自分の手ずから生み出したものなんだな、という実感も得た。抵抗するで!拳で!

以下、作っている中で思ったことなどの、細かいところメモ。

  • 新宿オカダヤで手に入れたこのめちゃカワねこ柄生地はたしか600円(税込みで700円弱?)/㍍という手ごろな安さで、本の指定が2㍍40㌢だから記事で2,000円弱。そのほか糸とか接着芯とか材料が必要だけど、すでに購入していたものを使ったのでトータルの金額的には手ごろだった。

どう考えても柄がめちゃくちゃにカワイイ
  • 前回作って半袖シャツに比べて、使うパーツが少なくて作りはシンプルだったように思う。襟の作りが複雑だったが手順通りやればなんとかなった。どうしてこの手順で襟ができるのか、あたまのなかでロジックは追い付いていない。手品を見せられているようだ。

  • 前から気になっていたけど、袋状に縫ってひっくり返して角を出すのがへたっぴで、ピシッとだすところがまるっこいので修行で改善したい。

  • まえのシャツにくらべて、ボタンをつける間隔の取り方がなんだか雑になってしまった。いかん、いかん……

次は長袖シャツを作っていくつもりであります!

レターパックで現金送れ