デンドロビウムの花言葉なに
引っ越してきたあたらしい家には観葉植物を置いていて、あらたにいくつか仲間が加わった。
うつぼかずら(ネペンテス)
僕は小学生のとき、ポケモンのウツボットからこの食虫植物の存在を知り、いつか育ててみたいとずっと思っていた。観葉植物として売っているものは袋が小さいのかな~と思っていたところ、袋がガッツリ大きいやつに出会えて、最高にhappyである。自生しているものは雨水が袋にたまり、酵素を生んで、袋に堕ちてきたあわれな虫を溶かして栄養にするのだという。栄養源のメインは根からの水分と光合成なのでわざわざ袋から食べさせる必要はないのだけど、いろんな虫を捕らえて味わって食べてもらいたい気持ちもある。僕の買った株には大小ぜんぶでここのつの袋があり、こころのなかで、一番大きい袋を太郎丸、二番目に大きい袋を二郎丸と呼んでいる。買ったその日の夜に太郎丸さまに少し水を入れておいて、朝起きて覗いてみたら、さっそくコバエを数匹捕獲してくれていた。すごい。
サラセニア
こちらは袋がうえからぶら下がるタイプのうつぼかずらとちがって、地面から袋がビヨーンと生えているような見た目の食虫植物。ビヨーンのところがお酒を入れる瓶子に似ているから、「瓶子草」という和名があるそうだ。自生しているものは湿地にいるそうで、これも虫を食べさせてあげたい。大小の袋がぐるりと円周上に配置されて、袋のふたもあいまって、みんなで寄り合っておしゃべりをしているかのようなキュートさがある。なんの話してんの~?僕も入れてよ~!って話しかけている。うつぼかずらに比べて袋が小さいが、こちらにも水を湛えてコバエを食べてもらいたい。新居はいまのところそこまでブンブン虫が飛んでるわけではないけど、庭があるのでこのさき出現しだすのかもしれない。活躍してほしい。
天皇梅(テンノウメ)
学名は長くて読めなかった。あまた星のひかりが夜空いちめんに輝くごとく小粒の花が散りばめられて、ものすごくかわいい。精巧な作りもののミニチュアのような葉と花をじっと見ていると吸い込まれそうになってくる。さいわいなことに、食虫植物ではないのでずっと見つめていても食べられることはない。
これで部屋の植物には木と、草と、花がそろって、バリエーションが豊かになった。カメラを始めてから道で出会う植物の写真を撮るようになって、いくらか花の名前に興味を持つことになったが、実際に購入して自分のてもとにいてくれることでこんなにも植物が好きになるとは思わなかった。ねこに話しかけるように植物にもかわいいね〜って話しかけちゃうし、あさひ植物園の園長さんだぞ〜って言いながら水やりしている。いくつか買っていた植物の本を読んでみよう。植物の短歌も作ってみよう。
レターパックで現金送れ