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みんなおなじようにまずしくなる

しちがつ、はちがつは、忙しかったり体調がすぐれなかったりで、創造的なこと、考えることがあまりできなかった。おもしろツイートもできていなかった。屋外をちょっと歩いただけで汗がだらだら流れてくるので、カメラも持ち歩けず。体調もなんだか波があって、しちがつからはちがつの半ばくらいまで、ちょっと運動しただけで謎に息切れしやすくなっていた。これは体力が落ちているのか…?と不安だったが、いま思えばろくがつの末に熱を出して2日寝込んだやつがきっとコロナ罹患だったのだと思われ、その後遺症的なやつがしばらく続いていたのかもしれない。とりあえずおさまってくれてよかった。体調のことについて考えてみると、20代のころは調子が悪いときだけ体調のことを気にしていて恢復したらもう不調のことなんて忘れてしまっていたものだが、30代も半ばになってくると、むしろ体調のいいときに「いまだ!いま調子がいい!!何かをやるならいましかないぞ!!!」というふうに思うようになり、体調の良し悪しに向ける意識が逆転してしまったようだ。

「未來」2023年8月号

僕が所属している短歌会は一般社団法人で、社員総会という株式会社でいう株主総会的なやつがあり、会員向けに簡単な前年度の活動報告や収支報告が送られてくる。目を通してみると、会員数、まいつき発行している「未來」冊子の部数、予算、実績……数字からの想像でしかないけど、涙ぐましい努力がたくさん行われているのだと思う。SNSでたまに短歌ブームだと言われて話題になっているが、短歌結社となると会員数が伸びているわけでもないようだ。個人的には短歌はSNSに放流して流し読みされるより、結社の冊子など印刷媒体になってくれたほうがじっくり考えながら読めて好みだな…と思うことが多い。入会してから丸一年と少し経ち、まいつき送ってもらっている冊子はいつもていねいに作ってくれていて心底感謝マジアザッス……って感じている。この紙面で自分の作品を読み返せるのが嬉しい。去年入会を検討していて見本誌をもらったとき、僕にとっての"推し"選者を見つけられたのと、冊子自体が気に入って入会を決めたのだった。

失敗がしにくくなった世の中でみんなおなじようにまずしくなる/あめのちあさひ

「未來」2023年8月号

あと、短歌とはまったく関係ないけれど、収支報告のところを見ていて思い出したことがひとつ。貸借対照表や損益計算書を見るたびに、大学生のときに「いっちょう日照簿記の資格を取るぞ~」と思って勉強したもののけっきょく受験日の都合が合わなかったかなにかで取らず仕舞いだったのだ。いまでもたまにちょっぴり(もっかいやるか…?)という気持ちになることがあるけど、たぶんもうやらねえだろうな……。とはいえ、あのときちょっとでも勉強していたのでmいまざっくりでも財務諸表の読み方がわかるようになっていて、やっていてよかったなとは思う。なんでもやっておけば、いつかどこかで役に立つことがあるもんだ。


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