赤黒リアニメイト散文 初心編
レガシー環境に入門して幾何も経っていない身でありますが、赤黒リアニメイトの簡単な紹介と使っていく中でわかった初歩的な考えについてまとめておこうと思います。
1.赤黒リアニメイトはこんなデッキ!
赤黒リアニメイトは、出せば勝ちと言われるような大型クリーチャーを墓地を経由して超高速で展開することに特化したコンボデッキです。
コンボデッキなのでデッキ構成は極端です。妨害がないなら「遅くても2T目には大型クリーチャーを着地させてやるぞ!」といった具合に早さを追求したデッキなので、メイン戦は高い勝率を誇るデッキとなっています。
その分サイド戦は、その早さ特化ゆえに対策ががっつり刺さり厳しい戦いを強いられてしまいますが…。
メイン戦でコンボが決まった時の爽快感と、サイド戦の対策を掻い潜って隙を作りコンボを決める緊張感が魅力のデッキ、それが赤黒リアニメイトなのです!
先手1Tグリセル出して2回起動で14ドローして…勝ち!
2.デッキリスト
基本セット2020が出る前の、現在使っているリストです。
●Creature(10)
4 ≪別館の大長≫
3 ≪グリセルブランド≫
1 ≪墓所のタイタン≫
1 ≪灰燼の乗り手≫
1 ≪潮吹きの暴君≫
●Spell(28)
4 ≪信仰無き物あさり≫
4 ≪納墓≫
4 ≪暗黒の儀式≫
4 ≪再活性≫
4 ≪死体発掘≫
4 ≪暴露≫
3 ≪思考囲い≫
1 ≪陰謀団式療法≫
●Artifacts(4)
4 ≪水連の花びら≫
●Enchantments(4)
4 ≪動く死体≫
●Lands(14)
2 ≪Badlands≫
1 ≪Bayou≫
3 ≪沼≫
4 ≪汚染された三角州≫
3 ≪血染めのぬかるみ≫
1 ≪湿地の干潟≫
●Sideboard(15)
1 ≪エメリアの盾、イオナ≫
1 ≪大修道士、エリシュ・ノーン≫
1 ≪忍耐の元型≫
2 ≪フェアリーの忌み者≫
2 ≪突然の衰微≫
4 ≪集団的蛮行≫
4 ≪恭しき沈黙≫
赤黒リアニメイトのメインは以下の分類のカードで構成されています。
a.マナ加速
b.墓地にクリーチャーを落とす呪文
c.リアニメイト呪文
d.クリーチャー
e.妨害(=ハンデス呪文)
サイドカードは対戦相手の墓地対策と更なる妨害を乗り越えるためのカードを採用します。
赤黒にタッチしてどの色を足すかでサイドに採用するカードが変わりますが、このあたりはBIG MAGICホームページにある松本友樹プロの解説記事に丁寧に書かれているのでそちらをどうぞ。(赤黒リアニメイトを検索すると最上位に出てくるはずなので言うまでもないことかもしれませんが…。)
3.基本的な考え方
クリーチャーをリアニメイトする(=勝つ)ためには以下の3つの段階を踏む必要があります。
A.クリーチャーを手札に加える
B.クリーチャーを墓地に落とす
C.クリーチャーをリアニメイトする
●A.クリーチャーを手札に加える
コンボ達成前にデッキを掘り進む手段は4枚の≪信仰無き物あさり≫のみのため、主に初手と通常ドローでこの段階を達成しないといけません。
●B.クリーチャーを墓地に落とす
B段階を達成する方法はA段階と違って複数あり、メイン戦では以下の4つの方法を使います。
a.≪信仰無き物あさり≫を使う
b.≪納墓≫を使う
c.ハンデスを対象自分で唱える
d.クリンナップ・ステップを利用する
aプランとbプランで墓地に落とすことがほとんどです。cプランとdプランを使うパターンはディスアドバンテージが大きいので積極的にやりたくはありませんが、リアニメイトする機会を増やせるので常に頭の片隅に置いておきましょう。
ハンデスは打ち消しや墓地対策を弾く他にコンボパーツとして使うこともあります。
クリンナップ・ステップでのディスカードは、主に後手の際にあえて土地を置かずにクリンナップ・ステップでクリーチャーを捨て、次のターンにリアニメイトする場合に用います。
お気づきと思いますが、≪信仰無き物あさり≫は1枚でAとBの両方の段階を達成できる可能性があり、≪納墓≫は1枚で達成することができます。
≪信仰無き物あさり≫はリアニメイト呪文や必要な土地を捨てることになりかねないので、可能なら墓地へ落としたいカードがあるときに唱えるべきです。
●C.クリーチャーをリアニメイトする
赤黒リアニメイトで採用されるリアニメイト呪文は≪再活性≫≪死体発掘≫≪動く死体≫の3種が各4枚の計12枚です。一度クリーチャーを墓地に落としたあとはすべてのリアニメイト呪文がマストカウンターとなります。
ライフの支払いがある≪再活性≫は使用期限があります。対バーン戦、URデルバー戦などでは唱えたら負けるといった場合がありえます。
使用期限アリ ライフ損失が痛い(-_-)
4.今回はここまで
赤黒リアニメイトのこと、使っていない人が見ても理解できるよう自分なりにまとめてみましたがいかがでしたか?
メイン戦サイド戦、対戦相手のアーキタイプを気にする前にこんな考えを持って使っています。
メイン戦のブン回りに目がいきがちで会話がなくつまらないデッキと思われがちですが、レガシーフォーマットに恥じない難しさのあるすごく面白いデッキと知ってもらえたら幸いです。
まだまだ知識も乏しいので、間違ってることもあると思いますが、コメントなりしていただけると助かります。
赤黒リアニメイト、もっと盛り上がるといいな。
最後に
壁とやった方がマシなんて言わせない!
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