【R-18】エロゲー Garden 感想 最終更新日2022/10/31

更新日
最終2022/10/31
この記事は成人向けのアダルトゲームの感想なのでR-18です。
成人済みでなおかつゲームをプレイ済みの方向けです。
ネタバレ注意です。
あとこの記事は書きかけです、書きかけの記事でnoteを始めた僕は
懲りもせずまた書きかけの記事を出してしまうのです。しゅみません。

まずこのゲームは未完成なのですが、僕は完成している範囲でこのゲームのことが好きです、いや大好きかもしれません。
ですが最近また再プレイした時には思いました。
姫宮瑠璃ちゃんのルートが完成しなかったことに
憤る人の気持ちもわかると
それでも、僕はこのゲームが好きです。
不完全な、でも優しすぎる世界が、
不完全な、それでもこの世に存在してしまっている僕にとって、優しすぎます。

この感想記事では
神谷涼
星野絵里香
日下部俊哉(トシ)
島津純一(ジュン)
彩花 彩ちゃん 姉さん かわいい
坂上仁
青葉千夏ちか(チカ)
などの人物のことに触れて書いています。
他のヒロインの感想を聴きたかったよう、という方には申し訳ありませんが
そのヒロインたちを好きな気持ちは貴方が大事にしてあげてください。

主人公、神谷涼君。
僕はもともと物語に出てくる主人公は美男であることを好むのですが、
彼はとても整った容姿をしていて、どのヒロインと結ばれたとしても、
とても美しいお似合いのカップルで、いいなって思ってしまいます。
物語序盤は伸びすぎた髪と目の前の景色から目を背けるための、度の入った眼鏡をかけていて。
卑屈気味ひくつぎみな内面に、人との関りへの嫌悪感により本音での付き合いを避ける態度を取っています。
序盤はただのイケメンではありません。
どちらかというと、世間や世の中、自分の生きる世界を怖れた
孤独な人間だと思います。
当時、僕は彼に共感していました。
過度に自罰的な彼の態度は、は真っ当が過ぎるんだろうなって
可哀そうになります。
もう捨てたはずの痛みが、やっぱり痛いと、傍目はために泣きたくなります。
ですがそんな彼も、人の好い友人、クラスメイト達と関わってゆくうちに、すこしずつ変わっていきました。
話がそれちゃいますが印象深いシーンとして、
絵里香に前髪を掻き上げられて、その掻き上げた本人の絵里香がドキッとするシーンが僕はかなり好きです。
あんなにかわいい子が何気なくとった行動で照れてくれるのは、正直こちらも照れるし、うれしくて堪りませんもの。
変わっていく過程で、トシとジュンの二人と初日を過ごすシーンで、
学生手帳を放り渡すところは泣きそうになります。
涼君が自分の傷に触れるときは、常にかなしい。
話を変えます。
涼君はこの完全な夢のような世界で、それこそ、夢のような立ち直りをすることができたのでしょう。
あまりにも不完全な世界に生きる僕らにも、何処どこかにアイの庭はあるのでしょうか、きっとありません、それでもこの未完成な自身とともに、自分の持っている持ち物で、僕は、僕らは明日も生きようと藻掻もがくのでしょう。

絵里香の話
絵里香は主人公にとってはかなり特別な人物の一人でしょう。
また絵里香にとっても主人公との関係性は他のヒロインとは少し異なり
Gardenに登場する人物たちの中では、比較的家族関係ひかくてきかぞくかんけいに大きな問題を抱えているキャラクターだと思います。
本来、恋愛とは男性と女性が好き合って成立するものだと思うのですが、その思いを成就じょうじゅする上で、障害ともなりえてしまうのが、家族という関係でもあるのでしょう。
愛情に飢えた彼女は、愛そのものを怖れることもあるでしょう。
愛を与えられることを怖れる。
そもそも愛に対しての劣等感も強そうに思います。
また、涼はかつて大切だった人と同じ容姿をした、
自分を愛してくれる人に対して
また自分が愛を与えるということ。
最大の愛を与えた末に、最愛の人を失った悲しみを越えて、
もう一度愛を与えることが、どうしようもなく怖いのではないかと察せられます。
家族というトラウマを抱えながらも、今度こそ愛らしきものを感受することができるのか、どうしようもなく怖い。
与えること、受け取ること、失うことを、互いに怖れあった二人だと僕は思います。
悲しみと恐怖の対比。

小夜ちゃんの話
純粋な好意と愛情は言葉をかいさずに触れ合える、共有されうるという話
壊れているのか、無垢なのか、直ったのか、カタチと形は、はまり合ったのか

ジュンとトシの話
トシもすごく良いヤツ(得難い友人)という話
トシにもっと優しくしても良いと思うよって話
引き際のわきまえ方が本物
でも天然
ジュンのほしかったもの
ジュンは男性に対して何か思うところがあるのだろうか
出来ないことを無理に頑張らないという教訓の原体験は?

彩ちゃ……おねえちゃんの話
家族は血縁ではなく
愛情が家族を育む話

坂上仁
案外わるいやつじゃ無い話
悪意は無く自分の物差しが他人と違うことに結構無自覚にみえる
尺度が合理的
でも本質から外れなければジョークは通じる
いけ好いた、可哀そうな人

千夏ちか(チカ)
僕の中の大本題
初恋に似たものをまた好きになるのは感情のバグじゃないのか
人は失った恋人と同じ顔した他人を本当に愛せるのか
本当に嫌われているのか
千夏ちかちゃんの妹さんどうしているのの話

姫宮瑠璃ちゃん本当にかわいい
姫宮瑠璃は人の心を読めるのか?
エンパスでしょう
共通ルートの地の文章が本当にきれい
ところどころに描写される 人 の弱さ
(食堂の食事をパックに詰めて、そういう風に寮の部屋に持ち込む人が結構いる、など)
男は多かれ少なかれ結局みんなマザコン、母性が心を守ってくれている
(涼君はある意味で二度母を失ってしまったんだね、本当に可哀想)
そして音楽がどれも本当に優しい
良いピアノ