【フィクション】【R-18】夏なのになんで長袖の服を着てるの?


この話はフィクションです。

シネシネシネシネシネシネシネシネ
セミがうるさい、汗がタラタラと出てくる、蒸し暑い、セミが煩い。
性を謳歌しながら呪う声。
こんな風に鳴くようになったのはここ数年のことだろうか。
セミが五月蝿い。

向精神薬の映り込み写真は喜々としてアップするのに、抗ヒスタミンは絶対に映らないように気をつけるのは何故かな?
意識してるだけで、そこに混ざってるだけなら眠剤みたいなもんだと思われるだけじゃない?
あー、なんでア○ピーだけ笑われなきゃいけないんだろな、嗤いやがって、人のビョーキ笑ってんじゃねーよ、クソがよ〜。

ハッ○ョが一人で長編なんか書けるわけないだろー、あっ、これ自虐なんで、叩かないでください、当事者が本当にかなしくて言ってるだけなんで、お前の努力不足とか言われるのが、本当に一番傷付くので、許してください、お目溢しください。

お前も病気をネタにして笑ってるだろって?
泣いてるのと笑ってるのの区別がつかないのは
セミの鳴き声に憎悪を感じて
いつしか本当にそうとしか思えなくなってしまった
かなしい精神状態みたいなものじゃないでしょうか
わたしが夏に長袖を着ているのは
よけるためです
おわかりいただけましたか

手を繋ぐ二人の男女
一人は視線を避けるために長袖を着る
一人は紫外線を避けるために
長袖を着る