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少年サッカー劣等の日の思い出

今回は皆様お待ちかね。僕の少年サッカーの思い出をお話したいと思う。

僕は小学生の頃、サッカーチームに入っていた。しかし、上手い方ではなく色々なポジションを転々としていた。補欠のキーパーをやっていたこともある。今からするのはその時の話である。

少年サッカーの大会で「四種リーグ」という毎週2試合ずつくらいで行われる結構デカイ大会がある。僕が所属していたチームもその大会に参加していた。

少年サッカー経験者の人はわかると思うが、試合の前に審判とお互いのチームの監督と補欠の選手でユニホームチェックということをする。これは、お互いのチームのユニホームの色がかぶらないように調節する集まりなのだが、補欠のキーパーだった僕はよくその集まりに行っていた。

これに行ったことの無いレギュラーの人にはわからないと思うが、もうこの時から試合は始まっている。

相手の補欠との「どちらがよりレギュラーに近い補欠かの勝負」だ。

今思うと、とてつもなくみっともないが相手の補欠と軽いメンチのきりあいをしていた。
ユニホームチェック中はできるだけ目を細め、終わった後も、できるだけ浅く「あざっした…」とあいさつをしていた。こんなことをしてたから、タレ目一重という即死コンボに成長してしまったのかもしれない。

どうしてもサッカーなどのチームスポーツはレギュラーの選手に目がいってしまちがちである。
しかし、スポーツだけではなく「人間」を楽しみたい方はぜひ補欠をじっくりと観察してほしい。補欠につまらないやつはいない。
逆につまらなくなったやつがレギュラーに上がるのかもしれない。

愛すべき補欠たちへ
レギュラーを食え。
そしてあの頃の僕へ
レギュラーになれなくてよかった。


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