何やってもうまくいかない中、とりあえずアイスホッケーだけはちゃんとやっていた話

YUIという当時流行っていた歌手の曲を聴きながら、今日も意味があるかないかわからない大学の授業を受け、スケートリンクに向かう石油王がいる。

やる気がないと、何事も身にならないものである。

YUIは近場の高校を卒業した同年代の歌手だ。
僕より一ヶ月早く生まれただけの近場の高校生(僕が4月生まれなので学年は一つ上)が、あっという間にトップアーティストになった。

「うまく愛せていますか? たまに迷うけど」
「かっこよくない優しさがそばにあるから」
何でこんな人を引き付けるような歌詞が書けるのだろう。

こういう考えさせられる歌詞を書くアーティストが、好きだ。

一方、自分は何一つ大学に入って手応えがない。優秀な研究者になろうと、選んだ大学だった。

オレンジデイズというドラマのようなキャンパスライフを捨て、男だらけの大学に入学したんだ(笑)

それなりの野心家である僕は、夢を持って大学に入ってきたはずだが、早くもその気持ちが揺らいでいる。

一方、アイスホッケーの方は、少しずつ滑れるようになってきていて楽しさを感じ始めている。

日本では大学になって、ど素人から始める人がほとんどのアイスホッケー部。
僕も例にもれず、この小さな体格で一から転びながらやっていた。

何となく、アイスホッケーに熱中し始めていた。
今思うと、この頃が一番部活動が楽しかった期間かもしれない。

つづく。。。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?