バイト先にデヴィ夫人が来た

デヴィ夫人が宴会場で挨拶をしている。その脇でテンパっている新人バイトがいる。
それが、当時の石油王である。

名古屋にある某有名ホテルでバイトをしていて、毎年有名人を目にしていた。


不思議と、この頃から芸能人など、有名人に憧れはなかった。

それより、目の前の仕事をこなす事、不機嫌な社員から逃れる事に必死だった。

今思えば、この頃に「怒っている人を受け流す」能力が身についたと思う。

悩んでる時間はないのだ。

むしろ、怒りたい人には、また怒らせてあげる為に、また失敗するのもありなんじゃないか、と思いながら楽しもうもしていた。
これも、一つの生存本能かもしれない。(本当に、理不尽に怒られる事が多かった)

打たれると、どうにか向かっていきたくなる性分らしい。

この頃、ちょうど8月頭で入学以来初めてのテスト期間である。

無論、この状態なので勉強はしていない。それどころか、授業はサボるは、出てもまともに聞いていなかった。
バイトと部活のことしか頭にない。

当時の僕は気づいていないが、
それなりに勉強しながら、何か他の事に没頭する事はできないタイプの人間である。

それは今も変わっていない事に、今改めて気付かされる。

そして、嫌な予感から目を背けつつ、早くお盆休みに福岡に帰りたいと考えている。

つづく。。。



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