おサルさんと戦い続けるのが人生
就職活動や転職活動に関わる仕事のため、必然的に「成長」という言葉と向き合うことが多い。いつも成長とは何か? と頭の中で問い続けている。
私は成長を「問い」と「解」の2分割で考えることにした。
ある事象と出会った時に、何を問い・解をどう導き出すのか。
この質とスピードを高めていく事が成長なのだと思う。
ある事象に対して脳が何を問いかけるのかはとても重要だ。能力が高くても成功しない人は「問いの力」が欠如しているケースが多く、能力が低くても成功する人は「問いの力」が優れていたりする。
日常でよくありそうなケースを考えてみよう。
事象:部下が目標未達
問い:なんでこいつは仕事ができないんだ。ムカつくな。
解 :論理的に怒鳴りつける
結果:部下がモチベーションを失い悪循環に陥る
これでは永遠に問題が解決しない。結果を最大化するために必要なのは「問いの力」と「解の力」を最大化することにある。
問いの力を高めていく事の重要性はわかってもらえたと思うが、この問いの力を高めていくことは難しい。なぜなら脳の中には成長する人間と、永遠に成長することないおサルさんの2人が住んでいるからだ。
頭の中の人間は本を読んだり・経験を積むことで物事の捉え方・考え方がどんどん変わっていく。だけどおサルさんは永遠に野生のままだ。
事象から問いが生まれるまでには3つのプロセスがある。
STEP① 事象が発生する
何かしらの事象が発生することで脳は問いをつくろうとする。
STEP② おサルさんと人間が戦う
沢山の努力をして成長したあなたと、永遠に成長することのないおサルさんが戦いはじめる
STEP③ 勝者が結論を出す
おサルさんと人間が戦い、勝者が結論を出し問いをつくる。
ダイエット中の私がマクドナルドの誘惑に負けてしまうプロセスを、このステップに当てはめるとこうなる。
求めているものと行動が一致しなければ、求めたものは手に入らないということは仕事を通じて学んでいる。それにも関わらず、おサルさんに負けてしまう自分がいる。おサルさんはなかなかの強敵である。
このケースから私は3つのことを学んだ
①どれだけ成長しても、お猿さんに負けてアホみたいな判断ミスをする可能性は誰にでもあること。
②どれだけ自分を成長させても、おサルさんに勝てなければ意味がない。
③孫氏の「戦わずして勝つこと」に基づいて考えると、そもそも事象が発生しないように自己管理するのが一番である。※このケースだとマクドナルドのような誘惑の近くに行かないなど
人生とはおサルさんと戦い続ける事である。
猿に振り回されない人生にするためには、習慣って大事だわ。
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