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ゆっくり喋ると血圧は下がる?

 血圧は現代世界の重要な指標とされており、SDGsとも関わるかもしれません、知らんけど。
 SDGsとは持続的発展目標ということなので、体のSDGsということならば血圧は確かにそんな感じがします。

 血圧を主な指標として行政が市民の健康を支援した例にはイギリスと長野県(旧信濃国)があります。
 私も信濃系人ですが、平成初期までの長野県は平均寿命が最下位級で短命で有名でした。それが政治の力で平成が終わるまでに平均寿命が最上位級の長寿国になりました。尚、狭域での平均寿命が一位は私の住まう川崎市麻生区です。
 政治が人の健康のことをとやかくいうべきではないというウルトラ自由主義国日本においては長野県の取組みは他所事としてなら辛うじて理解されることもあるものなのでは。

 平均寿命の弱点は実績値ではなく予測値で(実績値を取れる術はないので。)、長野県民や麻生区民が実績としてそれだけ長く生きたかや生きられるかはまだ分からないということですし、血圧も予測値です。その予測が正確に出るためには朝飯を取ってはならないとか色々と細かい条件があります。
 しかしそれが動かぬ証拠としての実績値ではないということはそれが高く出ても一両日中に死に向かい出す訳ではないという気楽さがあるということでもあります。

 さて、そのような条件をがん無視して朝飯を取って臨んだ2023年11月6日の健康診断の結果がこれです:

T: 1,687mm
W: 53,500,000mg
BMI: 18.8(std: 18.5-24.9)
血圧:122-84(std: 100-129/-84)
C(要観察)判定:肝機能;尿酸;脂質代謝(246(std: 50-149))
その他:低コレステロール
年齢:100,048歳

 さて、この3月に教会の血圧計で測ると、167-101とか出ました。
 最高血圧が160とはほぼ危険水域です。まるで岸田政権です。
 しかしそこではたと気づきました。
 中腰で測っているのです。すると少なくとも腕の位置が安定せずに血管が張り、血圧が高く出ることになります。
 ということで座って測り直したら148-92に下がりました。

 さて、きょう4月末の10:00頃に測ったらやはりその位でした。
 処がその一時間後の11:00頃に測ったら128-81と、11月の健康診断と同じ位にまで下がっていました。
 食後の状態など色々と普通に変化があるということかもしれませんが短期の傾向で見ると明らかに悪化の状態から、3-4月の一か月ときょう10:00-11:00の一時間の気合いでそこまで血圧を下げたことになります。

 10:00-11:00とはミサ聖祭の時間です。
 従来何度かの測定で、礼拝行為においては血圧が上がり易いという傾向を見て取りました。

 しかし、きょうはいつもとは違う取り組み方でミサ聖祭に与ると血圧がみるっと下がるという結果になりました。
 そのいつもとは違う取り組み方とは:

 ①喋りや歌いの速さを心持ち落とすこと
 ②緊張感を無駄に解こうとはしないこと(いつもしないがきょうは特に細部に至るまで注意した。)。

 逆に言うと、血圧が上がり易い典型は早口で緊張感がないと言うことでありそうです。
 ①の、ゆっくりと喋るためにはそれだけ筋肉の粘りが要ります。それが血管の柔軟度を高めて血圧が下がると予想しています。
 ②の、過度の弛緩(リラックス)は弛緩状態の固着を生じかねず、感じが緩くなる程に筋肉や血管が硬くなるということと予想しています。それは例えば昔は大らかな時代だったが短命だったというようなことです。現実には寧ろ時代が世知辛くなる程に長寿になっています。しかし、近年はそれが逆行して再び短命になってゆく傾向にある。故に老人を殺せなどというゆとり世代が出てきたりする。短い人生を緩ーく満喫しようぜというような時代の傾向にあります。

 目立って早口ではなくとも喋りの型的に早口な人は結構多いです。
私もどちらかといえばそうだと思いますし、早起きは三文の徳でも早口は一文得して一文損する、即ち一進一退の言動の傾向があるかと思われます。
 取り敢えず政治家の顕著な例を見ると:

 小泉純一郎
 橋下徹
 舛添要一
 野田佳彦
 安倍晋三
 蓮舫
 枝野幸男
 ウラジミール プーチン
 ドナルド トランプ

 んー…、一癖も二癖もある奴ばかり苦笑。

 成功した政権の指導者は悉く喋りが心持ちゆっくり目です。
 小泉純一郎はそれがなかなか出来ないので喋りの速さを落とすことではなく語句の間を長目に取るという手法で凌ぎました。その間により腹なり胸なりに溜が生まれるということで、その手法は小泉進次郎も踏襲しています。

 蓮舫なんかは私も結構そうですが、細くても血圧や中性脂肪値が上がり易いのではないでしょうか。

 昭和末期ないしは平成の時代の傾向としては、早口は有能の証みたいに考えられていたようで、私も幾らかその影響を受けています。
 確かに久米宏や長野智子は早口で有能ですがその有能さもやはり小泉純一郎的な間の置き方の上手さが大きな理由かと考えられます。
 古舘伊知郎も昔はもっとそうでしたが久米とは逆に喋りの速さをおもいっきり落とすことで再成功をしました。
 後藤謙次や田崎史郎もただ早口なだけではなく喋る速さを自在に制御することができるので力がある訳です。政治家における自在制御の典型は不破哲三です。

 然程に早口らしくはなくても制御に乏しく一本調子な語り方は早口の類で血圧が上がり易くなるでしょう。典型は原稿を読む型の人です。
 庶民的な人からすると一本調子ほど信用できて緩急自在な人は麻雀賭博でもやりそうな信用ならない型なのではないでしょうか。小泉政権以降の日本の有力政治家に早口で一本気ぽい人が増えているのもそういうことでしょうがそれでは大らかだが短命な昔の時代のようになってしまうでしょう。その大らかさというのは昔の急速な都市化における無関心の増大でもあったのです。大谷翔平の絶大なる人気の怖さもそこにあり、大らかで短命な時代がいいという夢が託されているような処があります。
 大谷は本人が悪い訳ではありませんが、澁澤榮一なんかは大谷とは異なり一本調子の勢いだけであれがあれでの人で、この国の経済や文化に良い影響を与えるとは考えられません。

 喋る速さが速い、早口な程に話の長さが長くなる、長話な場合が多いです。
 それは結構「あ、それそれ。」と感じている人も多いのではないでしょうか。
 喋るのが速ければそれだけ話が早く済む、短くなるかというとそうではないのが人間の不思議です。
 早口で聴き取りにくいと相手の理解に時間が掛かり、それが繰り返されることで話が延々と長くなるのです。それは相手も早口な場合も同じで、共通するのは早口なことだけで話の内容は共有されないからです。
 よくいわれる日本の意思決定の遅さも早口が美徳とされることが大きく起因しているでしょう。
 昨年に相鉄東急新横浜線が開通したことは慶賀ですが私が初めてその話を聞いたのはもう三十年も前で、幾ら掘れば何か遺跡の出て来る大都会とはいえ余りにも遅過ぎはしないでしょうか。
 決定するまでも遅いが決定してからも遅い。
 それでいて開業日に早速や新綱島駅のエスカレーターの壁とかあり得ない箇所に意味不明な汚れや傷がつけられている(客の問題ですし早速でなければ良いというものでもないですが、)。

綱島温泉駅が良いと思うけどな。都立大学駅とか向ヶ丘遊園駅とかもあることだし。

 普天間でも右往左往、厚木でも右往左往。平成の政治の風景ともがっつりリンケージしてますね。

 私は血圧を測ることが趣味になりつつありますが献血はしたことがありません。
 てめえの血なんて要らねえからそれでいいとかいわれるとどうもですが、特に理由はないけれどあまり気が向かないです。

 血圧を含む健康の維持増進の妨げとなるものはイギリスや長野県の行政支援の取り組みにも明らかなように塩分と糖分で、それらを控え蛋白質を多くすることが良いといいます。
 基本的にはその通りですが蛋白質を多くすることには一定の条件留保が必要かと思います。
 何でかというと、蛋白質は体を作る栄養素ですが、それは体が良い状態の時にはより良くなるが悪い状態の時にはより悪くなると考えれるからです。
 かぜを引いたら卵酒が良いとされますがそれが良いのはあくまでもかぜの程度の軽い不調だからで、もっと何か色々と悪い場合には蛋白質の積極(過剰)摂取が更なる悪化を招くことがあり得る。
 体を作るというのは栄養素の働きとして見る場合はあくまでも現状が起点で、かつて良い体だった頃のバックアップデータを拾ってはくれないのです。それを拾ってくれるのは神経とか霊性とかでしょう。
 逆に、体調の悪い時には普段は体に悪い塩分や糖分が助けになることもあります。しかしそれで体調が良くなっても猶塩分や糖分を積極摂取し続ければ治ったものをまた壊しの無限ループです。

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