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re:birth

静かな夜は大嫌い 不安が騒いで眠れなくなる
泣いてしまえば楽だけど 泣いてもどうせまたノドが乾く

ホントはね 今でも震えが止まらないんだ
何かが壊れてしまいそう
「大丈夫だよ」とか 簡単に言わないでくれ
僕はそんなに強くはない

閉じ込めた言葉と想いが 胸の中で
理性を振りほどいて また暴れだしたんだ
だからわかってるって! そんな怖い目で睨みつけるなよ
お願い 少しだけ一人にしてて

大好きな事がしたくない 明日が怖くて死にたくなる
逃げてしまえば楽だけど 逃げても悔しさでまた死にたくなる

楽しくもないのに 楽しいフリをしていたんだ
何のため? 誰のために?
次はどうすればいい? また笑えばいいのかな?
わからない 答えが見つからない

ヒビ割れたまま高い場所へ 後もう少しなんだ
なのにアイツがいつも邪魔ばかりしてきて
こんなにも伝えたい事があるのに うまく伝えきれないよ
こんなに近くで叫んでいるのに

もう楽になりたくて でも諦めたくなくて
自分にまた問いかけてみた
「もう無理…歩けない」 何度も挫けながら
それでも歩いて来たんだろう?

閉じ込めた言葉と想いが 胸の中で
理性を振りほどいて また暴れだしたんだ
だからわかってるって! そんな怖い目で睨みつけるなよ
お願い 少しだけ一人にしてて
こんなにも伝えたい事があるのに うまく伝えきれないよ
こんなに近くで叫んでいるのに


Acid Black Cherryのre:birth
皆さんはここまで読んでどう解釈したのだろうか?

とても自分の心情とオーバーラップする。

この曲は本来ヴォーカルのyasuが喉の手術後に作った曲、手術後に「生まれ変わる」曲。

しかしあくまで考察の一部としてですが、鬱になった時の歌詞にも捉えられます。

静かな夜は大嫌い 不安が騒いで眠れなくなる
泣いてしまえば楽だけど 泣いてもどうせまたノドが乾く

ホントはね 今でも震えが止まらないんだ
何かが壊れてしまいそう
「大丈夫だよ」とか 簡単に言わないでくれ
僕はそんなに強くはない

うちに秘めた心情。
静かな夜はいろんな事を考えてしまって、眠れなくなるから大嫌い。
泣けば一時的には楽になるけど、それじゃ問題は解決しない。

みんなにはどう見えてるかわからないけど、本当は不安で震えが止まらない。
自分を構成している何が壊れてしまいそうな気がして。
鬱になった人に対してよく周りは
「大丈夫だよ」
「心配ないよ」
「考え過ぎだよ」
「頑張れ」
とか言いがちだけど、そんな言葉は簡単にかけて欲しくない。
僕はそうじゃない。全くそう思ってない。
投げかけられた言葉を考える余裕もない。
その投げかけられた言葉は自分を苦しめる。
自分はもっと深刻に考えている。
僕はみんなが思ってるよりそんなに強くない。

大好きな事がしたくない 明日が怖くて死にたくなる
逃げてしまえば楽だけど 逃げても悔しさでまた死にたくなる

楽しくもないのに 楽しいフリをしていたんだ
何のため? 誰のために?
次はどうすればいい? また笑えばいいのかな?
わからない 答えが見つからない

もう何もしたくなくなって、大好きな事さえしたくなくなる。
ただ状況が何も変わらない明日を迎える不安で死にたくなる。
逃げる事、死ぬ事は簡単で楽。
だけど、現実から逃げてもその悔しさで結局死にたくなる。

楽しくもないのに 楽しいフリをしていたんだ
何のため? 誰のために?
次はどうすればいい? また笑えばいいのかな?
わからない 答えが見つからない

他人に合わせて、楽しいフリをしていた。
でも何の為なんだろう。
誰の為だったんだろう。
生まれ変わったらこれからどうすればいい?
また他人に合わせて楽しいフリをすればいいのかな?
わからない、考えてもその答えが見つからない。

ヒビ割れたまま高い場所へ 後もう少しなんだ
なのにアイツがいつも邪魔ばかりしてきて
こんなにも伝えたい事があるのに うまく伝えきれないよ
こんなに近くで叫んでいるのに

自分は心身壊れたままだけど、目指してる目標まであともう少しなんだ。
頑張りたいんだ。
諦めたくないんだ。
でも、自分の心や思考がいつも邪魔をしてくる。
本当は自分はこう思ってるって伝えたいけど、うまく言葉に出来ないし、伝えられない。
こんなに自分の中で、心の中では叫んでるのに。

もう楽になりたくて でも諦めたくなくて
自分にまた問いかけてみた
「もう無理…歩けない」 何度も挫けながら
それでも歩いて来たんだろう?

もう楽になりたい、肩の荷物を下ろしたい。
死んで解放されたい。
でもまだ諦めたくない。
諦める事は簡単だから。
諦める事は悔しいから。
自分の中で自分に問いかけてみたけど、
「もう限界」「もう無理」
何度もそういう状況に直面した。
だけど、それを乗り越えてここまで歩いてきた、生きてきたんだと自分に言い聞かせる。
生まれ変わろうと努力している。

閉じ込めた言葉と想いが 胸の中で
理性を振りほどいて また暴れだしたんだ
だからわかってるって! そんな怖い目で睨みつけるなよ
お願い 少しだけ一人にしてて
こんなにも伝えたい事があるのに うまく伝えきれないよ
こんなに近くで叫んでいるのに

心に秘めた言葉と想いが、自分の心の中でまた何度も暴れだす。
心の中のいろんな感情や思考、現実と理想、理性がぐちゃぐちゃになる。
何度も励さなくていい。わかってる。
けどその期待に応えられないかもしれない。
その自分に向ける目は、その言葉は期待なのか憐れみなのか本心なのか、他人は本当は何を考えてるかわからないから怖い。
だからお願いだから今はそんな目を向けないで欲しい。
少しだけでいいから自分に考える時間が欲しい。
自分と向き合う時間が欲しい。
ひとりにしていてほしい。


いかがだろうか??
本当は手術後に再スタートする歌なのに、鬱な描写に捉えられるのではないか?
私は最初この曲を聴いた時、再スタートの曲ではなく、鬱から頑張って生まれ変わる曲と捉えていた。

皆さんはこの曲、どう捉えましたか?

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