ゴーストバスターズ アフターライフ。マッケナ・グレイスが最高オブ最高。オバケ退治とおじいちゃん。

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もう、結構な量の映画を観てるのに全然記事に出来ていない…
そんな中、一瞬記事を書く時間が出来たので先日観た
「ゴーストバスターズ アフターライフ」の話を。

あらすじ。

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家を追い出された家族、母親キャリー、息子トレヴァー、娘フィービーは
今は亡きイゴン・スペングラー博士から相続した田舎町の農家に引っ越す。
ここは活断層が無い状態で原因不明の地震が、30年間毎日も続いている。

フィービーは祖父イゴンの床下に隠していた装置を見つける。
それを見た学校の教師グルーバーソンは、過去に活躍した
ゴーストバスターズの装備、ゴーストトラップのレプリカだという、
が、それは本物であった。

その頃、トレヴァーは納屋でカバーにかけられたキャディラック ECTO-1を発見、修理する。

街では「1984年マンハッタン次元亀裂事件」(初代ゴーストバスターズの事件)の影響が考えられる超常現象が頻発、破壊神ゴーザの眷属が復活。

フィービー一行はゴーストバスターズの装備プロトンパックを用い
世界の危機を救うべく動き出す。

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まずゴーストバスターズは1984年公開のアメリカのコメディ映画。
ゴースト退治を請け負う会社「ゴーストバスターズ」の戦いを
面白おかしく、テンポよいコメディで描いた作品。
マシュマロマンや名優ビル・マーレィ、シガニー・ウィーバー。
脇も素晴らしいキャストが固め、当時大ヒットした作品。

レイ・パーカー・ジュニアの主題歌も全米第1位を記録するなど社会現象に。別の曲のパクリだと言われ裁判が起きてたのはあれとして。

2は何か途中で寝てしまうほど微妙。出来事は派手なんですが、どうしても「ヒットしたから続編」感が強く。

その20年後にゴーストバスターズがオリジナルキャストで復活するという話が持ち上がるも、主要キャストのハロルド・ライミス氏の死去で中止。2016年にキャストが全員女性+クリヘムというナイスリブート作品に移行します。
こちらは映画としては大変面白く、映像も時代が経ったおかげでより派手に。個人的には「リブート」であるがゆえに、初代作品に勝てなかった感じです。

完全に勝っていたのはクリヘムが変態だった所。

オリジナルのストーリーであれば、さらに良かったんじゃないかと。
なんにせよ、時代が生んだ設定と、大作に乗っかった作品かなと。ともかくリブートだから初代より弱い、というのは僕の思い出補正のせいかなと。まあ、僕は初代絶対主義ではないので、2016年ゴーストバスターズは全然面白く観る事が出来ました。

そして、2022年2月。
ゴーストバスターズ アフターライフが日本上陸。
まず個人的な感想は「素晴らしい」の一言。
主人公フィービーを演じるマッケナ・グレイスの天才としか言いようがない才能はいかんなく発揮され、仲間達も初代に負けず劣らずのコメディ力。マッケナ・グレイスが出ているだけで十分鑑賞可能。

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特に「子供だからこそ成立する」グーニーズ的な
探検、探偵、冒険心が見事。
過去作へのリスペクトはもちろんありますが、オリジナルストーリーとしても非常に完成度が高く、キャラクターの成長物語としても秀逸。
絵作りからキャラ立て、サービス精神旺盛で
これぞ映画(僕の好きな、ですがW)という感じでした。

マッケナ・グレイスが出ているだけで十分鑑賞可能。

この時代に「オバケ退治する子供達と、昔有名だったおじいちゃん」「舞台が田舎で超常現象の起きる遺跡」とか相当ネーム頑張らないと通してもらえない様な昔話的な映画を、これほどスマートに、映像美しくアクションも構図もカッコイイ。そして成長物語として完成させたことがもう憎い。

現代版グーニーズと言ってもいいのではないでしょうか。


ただ一つ、よく「前の作品を観ていなくても楽しめる」
というのは「ネギ嫌いでも、このネギ料理は食べられる」
というのと同じでもしかしたら微妙。


いや、十分楽しめるんですよ!?しかしどうしても数十年前の思い入れが必要な「場面」はあるわけです。
だから、子供の頃ゴーストバスターズを観た人と、新しく観た人とでは
思い入れの度合いは変わってしまう、そこだけは惜しい……。
とはいえ、僕は「始めて観たけど面白かった」「始めて観たけど期待外れだった」という人が居てもそれももちろん映画なので、当然と思っています。
あくまで絶賛側の僕の気持ち、と思って頂ければ。。。

過去作の続編はオッサンとしてはうれしいですが、アメコミヒーローだらけだったり、リブート、続編が多い昨今は少々アレな感じもしますが。結局トップガンとかも期待してたり……。


ゴーストバスターズ アフターライフを観た結果として一番強く感じたのは

①マッケナ・グレイスが出ているだけで十分鑑賞可能。

②「最後のジェダイ」は嫌いじゃないんですが「ゴーストバスターズ アフターライフ」を観てしまうと「あぁ、この組み立て方が最後のジェダイだったらば…」というのがもうね。という所。

あと、爽やかな感動ベクトルとしては
レディ・プレイヤーワンの時と似たような感覚を得ました。
レディプレはラストがちょっと気になりましたが、ゲーム好きとしては相当良い(笑)

もしかしたらこういう作品作りが出来たのは
今作の監督はジェイソン・ライトマン。
初代ゴーストバスターズの監督アイヴァン・ライトマンの息子さん。
さらにプロデューサーはそのアイヴァン・ライトマンというのも関係しているかもですね。

親子で互いにリスペクとして一つの作品を手掛ける、というのは中々に
少ない事例でかつ、成功例かなと。

ともかく、初代ゴーストバスターズが好きな人は是非是非。ゴーストバスターズを知らない人も、特にお子さんは楽しめる事請け合いのアフターライフは最高でした。

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映画記事が停滞していたのに急に書こうと思ったのは、先日テレビで久しぶりに「ポンペイ」を観まして。その少し前に「ポンペイ展」に行ったんですよ。ポンペイの事象は昔から結構調べているので知ってるんですが、ポール・W・S・アンダーソン監督はモータルコンバットとかバイオハザードとかまあまあ好きですが、「これでもかと人を描く前に大爆発させる感じ」に、「あぁ、アフターライフ凄いな」と思ったのが(笑)それがアンダーソン監督の良い所なんですが。

最後に。

マッケナ・グレイス。

もし気に入って頂けましたらサポート頂けると大変嬉しいです(^^)業界が偏ってしまう内容が多いですが、色々参考になるような記事が書けるようにしていこうと思います。