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#185 エルサルバドル首都・サンサルバドルを経由し、「サンタ・アナ」を目指す!🇸🇻

1/27 スチトトから首都サンサルバドル/ターミナル移動/サンサルバドルからサンタアナ

5時半くらいにニワトリに鳴き声が聞こえて目が覚めた。暗くなったら寝て、朝は自然の音で目が覚める生活は素晴らしい。しかし、二度寝した。昨晩洗濯した洋服たちをパッキングしてから7:45に朝食をお願いする。スマホを見ると日本から少年団の試合の動画が送られてきていた。日本を離れてすでに10ヶ月目に入っている。その間ずっと動画を送ってくれているのには本当にありがたく、感謝してもし切れない。
対戦相手の攻め方やフォーメーションを分析すると、学びになることが多い。それが出来るのも動画を送ってもらえているからこそだ。帰国したら分析の成果を存分に発揮したいと思う。
「子どもたちと一緒に居て、何かを一緒に成し遂げる」という経験をさせてもらえるだけで自分は幸せなのだということを、この旅で改めて実感している。

スチトトの朝
朝食🥞
バス停へ!

9:50、ホステルをチェックアウトしてメルカドの裏から出るバス停に向かう。昨日のうちにホステルのスタッフにサンタアナまでの経路を教えてもらった。地図を見るとスチトトからサンタアナまで道路は延びているが、直通バスはないらしい。一旦サンサルバドルに戻る必要があるとのことだ。
10:03にメルカド裏のバス停に到着し、バスがやってきたのは10:10だった。荷物が大きくて困っていると、親子のお母さんが後ろに載せられる後部座席を譲ってくれた。エルサルバドルの人はとても優しい。

メルカド裏のバス停到着
結構混んでた
バックパックは場所をとるので定位置へ

11時半、サンサルバドル東側のヌエバターミナルに戻ってきた。ここから西側のターミナルオキシデンテに向かう必要がある。一応タクシーに値段を聞いてみると「10ドル」という。呆れて何も言わずに去ると「待て待て、8ドル」と値段を下げてきたが、もうそこに信用はない。どう考えても3ドル、最悪でも5ドルまでのはずだ。観光客からぼったくろうとするタクシーは使ってあげない。
道路に面したバス停にいた女性に、
「ここからオキシデンテのターミナルまでは直接行けないんだよね?」
と確認すると、連絡バスは無いという。丁度セントロ行きのバスがきたので取り敢えず乗り込み、0.47ドル(69円)を払った。少し混んでいたが、昨日よりはマシだ。セントロの近くまで来てから、乗客の数人に
「どこでターミナルオキシデンテ行きのバスに乗れるか知ってますか?」
と訊くと、おばちゃんが、
「近くになったら教えてあげるよ」
というのでお礼を言った。
15分ほど走って、クスカトラン公園付近に来たとき、
「あそこの十字路を左に曲がったところでオキシデンテ行きのバスを拾えるよ!」
と声が掛かった。
「本当にありがとう!」と伝えて降りた。

乗ってる人から情報収集
教えてくれた場所で降りる。ありがとー!

バスはすぐに見つかった。片道0.25ドルで乗れるらしい。運転手に運賃を手渡して後ろから乗り込んだ。満員だったので車から体をはみ出させながらしがみ付く。

こんな状態でバスは走る(笑)
バスケ⛹️‍♀️

12:36、バスターミナルに到着。ここで昼食を取ることにした。目の前にあった定食屋の品揃えが素晴らしかったので、ここに入ることにしてメインはポリョドラド(チキン定食)、飲み物はタマリンドをお願いした。良い焼き加減で骨まで食べて完食した。
201番のバスがサンタアナ行きだ。丁度出発するところだったらしい。料金は1ドル(147円)だ。

ターミナルオキシデンテ到着!
ここで昼食をとる!チキンうまっ!
サンタアナ行き
この隙間があると嬉しい☺️

相変わらず商人たちがバスの中まで売り込みに来るが、その中の飴玉2つを売りにきた女性が目についた。売り方が「南米コロンビア方式」だったからである。即ち、買う・買わないはまず置いといて、飴を全員の手に取らせる。その後で料金を回収していく方法だ。
出身を聞くとやはり南米のベネズエラだった。政情不安で多くのベネズエラ人が国外離散しているのは先のブログに書いた通りだ。彼女も内心生活は大変なのだろうが、ベネズエラ人特有の明るさと人懐っこさで彼女なりに生まれ持った運命に対して受け入れながら人生を楽しんでいるように見えた。自分は財布から出した小銭を彼女に渡した。

ベネズエラ女性から

これまで旅をしてきて日本人として思う。ある程度に政治が安定していて、我々は政治に関心を持たずとも安全に暮らせることの素晴らしさを。
失って初めて気付くことを、失う前にどれだけ気付けるか
これこそが幸福、そして幸せを追求する際のヒントではないだろうか。いつまでも自分の胸に刻んでおきたい。

15:15、サンタアナのバスターミナルに到着した。ここからホステルまでは3km近くありそうだが、初めての街なので歩いた方が色々と把握できることが多いので歩く。
エルサルバドルを歩いていると、イスラエルに因む「ダビデの星」や「燭台」を描いた建物をよく見つけるのだが、これは何か意味があるのだろうか。

こんな感じにイスラエル🇮🇱

サンタアナは「雑多と混沌」と形容するに相応しい町だった。インドのジャイプールほどではないが、ゴミも至るところに散乱している。町の南側は楽市楽座の状態になっており、舗装もされていない道路にたくさんの人が売れそうなものなら何でも売っている。カラフルなひよこも売られていた🐣
「モラ」という赤いジュースを買ってみたが、これがなかなか美味しい。そこからホステルまでは歩いて15分ほどだ。

サンタアナ到着!
なんか凄い笑
公園
ライフル銃携帯
もう見慣れている
カラフルなひよこが売られている🐣
町は汚い
未舗装道路で商売
モラ!

サンタ・アナ大聖堂付近が旧市街という扱いになっている。立派な大聖堂で、夜になるとライトアップされる。

サンタアナ大聖堂
夜にはライトアップ

他には特に見どころはなく、食材を買ってホステルに戻った。2日目の夕食時にカナダ人のおじさんと話をする機会があった。若い頃、メキシコで車をレンタルして3ヶ月間旅をしたことがあるらしい。彼はグラフフィックアートが大好きなようで、レオンの美術館にも2日連続で行ったほどだという。現在フィリピン人の妻が実家に帰省中なので、その間にエルサルバドルを旅行中らしい。娘の名前はマキという。「『のり巻き』のマキだよ(笑)」
特に名前に意味はないらしい。
「どんな漢字を当てるのかで意味は変わって来ます」と、漢字について教えると興味深そうに聞いてくれた。

自分は1年間カナダに滞在していたので話もよく合った。彼自身、語学学校の先生であり、ホストファミリーとしても留学生を受け入れてきているらしく、自分にも分かりやすい優しい英語で話してくれた。話の流れで食べ物のことになり、エルサルバドルでおすすめのフルーツとして「ジャパニーズカシュー」というものを教えてくれた。

ホステル
亀もいる🐢
夕暮れ
旧市街
青空散髪💈
辛ラーメンゲット!

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