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【78日目】ビジネスチャンス

ご隠居からのメール:【ビジネスチャンス】

最近は墓じまいと称して墓を処分し、永代供養塔一基にまとめる傾向が強くなっている。また、寺離れが進行して、寺院消滅の傾向も目立つ。これをビジネスチャンスととらえるか、葬式文化の衰退ととらえるか。

現実に高齢化で体力、気力がなくなると、経済的にも余裕がなくなり、GO-TO TRAVELどころか、遠く離れた故郷への墓参りをしなくなる。やむをえないとあきらめる。

藤原嗣郎氏は新見高校の後輩で、カメラマン・作家。矢切で独居生活をしている。もうすぐ後期高齢者のはずだ。


返信:【ビジネスチャンス】 

昨日、皇居の周りを歴史散歩しながら、銅像や記念碑をみて回った。 

歴史散歩は、ひっそりと隠しながら残されてるものが多々あるから面白い。 途中、靖国神社で参拝をしたあと、江戸城の内堀を回っていると、千鳥ヶ淵戦没者苑があった。そこには、海外で亡くなった戦没者、軍人、軍属、一般邦人など先の大戦で亡くなられた全戦没者の慰霊追悼のための聖苑のようなので、献花しておいた。

今回、大切だなと思ったのは、ご先祖さまが、どのような時代にどのように生きたのかということを考え、記すことだと思ったよ。もしかしたら、お墓よりも重要なことかもね。石碑に刻むことで子孫に伝えてるのかもしれないけど、墓じまいがあるのでは、やむを得ない。

最近、ブライダル業界でも、墓参り代行ビジネスをはじめたが、確固たる使命感がなければ、続かないだろう。従業員、一人ひとりが何のために生まれたのか、ファミリーヒストリーが大切だと思える日が来ればうれしいな。

話は、変わるが、與一さんが、勲章もらうために浦安へ泊まり来なかったっけ? あのとき、皇居に行ったのかな?


<<<次回の話【より道‐26】千鳥ケ淵戦没者墓苑と吹き抜ける空

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