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【52日目】戸籍の誤読

ご隠居からのメール:【戸籍の誤読】

戸籍の件、二か所、誤読があったので、訂正する。

一 友次郎さんは、戸籍の上ではやはり、弥左衛門さんの実の息子のようだ。生んだのは「なか」さん、つまり、弥左衛門さんの前妻だ。後妻の「左と」さんは子を生んでいない。したがって、四代続けて子が生まれなかったというのは事実ではないが、せっかく一粒種に恵まれていたのに、わざわざ他から養子をとった理由がわからない。岡村進さんが金を払って岡村氏の養子になった例もあるから、あの時代、考えられないことでもなさそうだが。

二 菊二さんが戦死したのはインパール作戦が失敗したビルマではなく、フイリピンのルソン島キャビテ州ウハゴノイと戸籍には記載されている。菫子さんとの間にゆみ子という娘が生まれていたが、戦後、菫子さんが亀三さんと再婚したため、ゆみ子は亀三さんの養女になった。

返信:【Re_戸籍の誤読】

一覧表に整理したら、色々と発見があった。お父さんのメール記載内容によると、「弥左衛門さん」と「友次郎さん」は同じ日に生まれているようだ。

① 輿左衛門さんは、喜代太郎さんを養子にとったのではないか。
⇒子供がなかなかできなかったため、養子をとったのでは?

② 輿左衛門さん(32歳)のときに弥左衛門さんと友次郎さんが生まれる
⇒双子の可能性大?
⇒「なか」さんは、輿左衛門さんの奥さんでは??

③ 喜代太郎さん(29歳)伊曽さん(21歳)と結婚
⇒喜代太郎さんと、伊曽さんの入籍年月日が違う(5年)
⇒喜代太郎さんには前妻がいたのでは??

④ 輿左衛門さん(57歳)死亡。喜代太郎さん(39歳)当主となり相続する

⑤ 友次郎さん(26歳)いしさん(18歳)と結婚

⑥ 喜代太郎さん(41歳)死亡。友次郎さん(27歳)が当主となり相続する
⇒弥左衛門さん未婚のため、友次郎さんが相続したのでは?

⑦ 弥左衛門さん(30歳)左トさん(49歳)と結婚。
⇒弥左衛門さん(長男)に当主を譲る方法として、弥左衛門さんと養子縁組したのでは?

⑧ 弥左衛門さん(41歳)死亡。
⇒ふたたび、友次郎さんが当主となる

かなり、複雑だったけど時系列を並べたら、整理できてきた。素敵エピソードとしては、「弥左衛門さん」は1915年4月14日に亡くなるが、奥さんの「左ト」さんは1927年4月14日と、ふたりとも命日が一緒だ。晩婚、歳の差婚だがご縁があったのでしょう。

双子の弥左衛門さん、友次郎さんは子宝に恵まれなかったね。と、いうか、、、伝蔵さんやツネさん、勝次郎さんもみんな、同じ時期に一緒に住んでるのでは、、伝蔵さんと津弥さんも一覧表に追記しておいた。

これは、全く突拍子もない妄想だが、大原亀太郎孫・喜太郎長女・津弥入籍。この喜太郎さんは、喜代太郎さんとは別人だよね。。津弥さんの「弥」の字が、弥左衛門さんの「弥」と同じだから、気になってつながってるのかなと、想像してしまって。

大原氏と福田氏が親戚関係なら、、あり得るのかなと。。それだったら、津弥さんが、少女の頃から友次郎さん・いしさんの養子になった理由にもなるし喜代太郎さんが輿左衛門さんの養子になったことにもつながる。

そもそも、伝蔵さんと津弥さんが入籍したときは、友次郎さん32歳、いしさん24歳。まだまだ、子供ができる年齢のようだ。

戸籍①


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