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【127日目】米中戦争

ご隠居からのメール:【米中戦争】

ワクチン、とりあえず第一回目の接種で一安心だね。少々忙しくなってきたところで、またもや緊急事態宣言で、足をひっぱられそうだが、ワクチン接種がある程度まで(国民の五割程度?)行き渡れば、重症者数、死者数が減少傾向に転じると思う。

友人のS博士の見解は次の通り。台湾問題で戦争が起こったとしても、米中間の「最終戦争」にはならないとだろう。理由は、米中間で戦争が起こった場合、台湾は三峡ダムなどの発電所を爆破する。そうすると、世界の工場である中国は生産できないだけでなく、電気がなければ電子戦争を戦えない。

もう一つの問題は、中国は一人っ子政策をとってきたこと。共産党員でない大多数の中国人は、共産党のために命を投げ出そうとは考えず、戦争から逃げる道を選ぶだろう。

S博士は門田隆将『この命、義に捧ぐ』『死の淵を見た男』、石原莞爾『日米最終戦争』も読んでいる。

もし米中戦争が勃発するとすれば、最初の一発は金門島、二発目が三峡ダムか。日本では河本大作や辻政信のような人物が権力を握らないよう注視しなければならない。オレが注視したって、彼らは屁とも思わないだろうがね。


返信:【Re_米中戦争】

四度目の緊急事態宣言だが、これが最後になってほしいものだ。勤務先社員のワクチン接種は8月11日までに8割ほど終了する。自治体ではまだまだ混乱が続いているようだが、9月末までには概ね完了するだろう。年内には治療薬もできるだろうから、世界中の人々を苦しめたコロナ禍も終息が目の前だね。

中国は負けるとわかっている戦争を仕掛けてくるのだろうか。日本の場合、満州事変が起こすとリットン調査団が派遣された。その結果、日本は国連を脱退することになり、米にハルノートを突きつけられた。

一方、中国はコロナ発信源の調査を了承し、欧米列強がWHOを引き連れて調査したが、確固たる情報は発表されていなかった。香港の問題も周庭(アグネスチョウ)さんは収監され、刑期を終えたが、その後、口を開いていない。ウィグルの迫害もトピックスで共有される程度。ミャンマーのクーデターも背後に中国がいることは、なんとなく想像する程度。

習近平は、ギリギリのラインで様子をみながら、大胆に仕掛けてきている。やがて、許されない一線を越えてきたら、列強欧米は、いままで以上に中国共産党を経済的に締め付けていくのだろうね。

台湾についての歴史も少し勉強してみた。もともとはポルトガルやスペインの植民地だったみたいだね。1660年頃、大清帝国の領地になったようだが、僻地のため、まともに整備などせず、移民も積極的に推進していなかったようだ。日清戦争後の1895年から日本が敗戦した1945年までの50年間は、日本統治の時代。国としての基盤を日本が作り上げた。

その後、蒋介石率いる国府軍が住みつくので、台湾という地域(国)は中国共産党が、あーだこーだ言える土地ではないよ。白団が軍事顧問としてサポートしたことや、国の基盤をつくったことが、台湾親日国家の理由だね。


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