■【より道‐68】戦乱の世に至るまでの日本史_愛に飢えた息子
じぶんの両親にそこまで、怒りとか、恨みを持ったことがないので、じぶんの人生はしあわせなのだと思います。
しかし、じぶんの父は、とても、とても苦労したと思います。それは、父が1歳のころ、1940年(昭和十五年)に、母を張家口で亡くしたことからはじまります。
当時は、日中戦争の最中。じぶんの祖父は、蒙古連合自治政府で働いていたので、母が亡くなってからは、姑娘に育てられていたのでしょうか。しばらくは、男で一つで育てられていました。
当時の日本は「産めよ殖やせよ」というのが、国