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EURO VOLLEY 2019 観戦記録3~SRBvsSVK/SRBvsESP

一日空いて2戦目のスロバキア戦は
スタメンを主力から半分替えて挑みました。
オポジットはアタナシエビッチ→ルブリッチ、
ミドルはポドラスチャニン→クルスマノビッチ、
アウトサイドはペトリッチ→イボビッチ。

といっても前回のユーロのスタメンは
ルブリッチだったし、
グルビッチ時代イボビッチはスタメンだったし、
さほど主力との大きな力の差はなく、
全員を徐々に慣らしていく…
そんなチームの意図が見て取れました。

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スロバキアが今、どんなチームなのかは
全く分かりませんでしたが
なかなかブロックの良いチーム。
2、3セット目はガンガン止められ
歯がゆい思いが募りました。
ただ、レセプションが弱いようで、
こちらがそれを上回るエースを量産。
特にクルスマノビッチが4エース。
しかも彼はブロックも4本!
マッチアップの関係もあるでしょうが
対角のリシナツが霞んで見えるほど
活躍が光っていました。

3-0で順調に勝ち点3を獲得した翌日は
スペイン戦。
今回は最後のミドル、オコリッチの登場です。

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セッターのヨボビッチとコバチェビッチは
3試合連続出場ですが、他の選手に関しては
連続出場を避けるべく、
ここで1試合目の主力メンバーを投入。
ペトリッチ、アタナシエビッチ、
ポドラスチャニンと、
なかなか豪華なメンバーでスペインに挑みました。

ところが…
このメンバーなのにもかかわらず、
1セット目を落としてしまう結果に。
油断大敵というものもありますが、
いやいや、ホントにユーロの国は
波に乗ると怖い!
1セット目がまさにそうで、
簡単に勝てる国なんて
どこにもないのだと実感するのでした。

とはいえ、ここでもミドル大活躍!
オコリッチまでも4セット中
ブロック6本。
というか、もちろんミドルもだけど、
全体的なブロック良過ぎない?

そう、セルビアは決して
ブロックの良いチームではありませんでした。
大抵、相手チームの方が
ブロック本数多くて上手、
ブロックはやられるもの…のイメージ…。
しかし、レジェンドと言われる
シドニー五輪金メダルチームの
有能なミドルが監督になったからか、
先月とはブロックの決まる本数が
まるで違う!
結果的に13本。
あ、もちろん逆にやられた数も
そこそこあるのですが…
それでも、この数は
拍手したいところです。
開幕して3試合しか見ていませんが
これがただの偶然でないことを祈るのでした。

最終的には連続出場だった2人、
ヨボビッチ、コバチェビッチを
それぞれ、トドロビッチとチロビッチに替え
これで全員出場完了。
スペインには1セット取られましたが、
結果、自分たちのペースで
メンバー全員が出場機会を得、
3-1で順調に3ポイント獲得しました。

誰が出ても勝てるチーム、
まさに全員バレーという理想的な形。

って、まだ予選の段階で、
言い切るのは早いか…

でも、主力も控えも全員で戦っていかないと
この18日間の長い戦い
頂点にはたどり着くことが難しい現状。
新生セルビアのチームワークを信じ、
いよいよ次はホーム、ベルギーとの
対戦へと続いていくのでした。

4へつづく…


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