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VOLLEY TOUR 2019/20【7】~ザラウ(ルーマニア)


去年一昨年とルーマニアは訪れていますが
ザラウは初めて。
ブカレスト、クラヨーバと違って
大きな都市ではないので
英語が伝わらない空気ムンムン…
大丈夫かな…
不安はありますが
でも、何とかせねばなりません。

とりあえずショッピングモールへ
その土地の様子を伺いに行ってみました。

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なかなか奇麗なショッピングセンター。
雰囲気もよさそうだし
ポーランドでおなじみの靴屋さん
CCCもあるし
スーパーも他のヨーロッパの国と変わらず
買い物にもなんら困らない感じ。

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よって、夕食はショッピングセンター内の
ケンタッキーチキンに、
野菜、ジュース、大好きなパプリカ味の
ポテトチップスをスーパーで購入し、
部屋でのんびり過ごしました。

そして翌朝…
やはり言葉の壁はやっぱりやってきました。

観戦当日はまず、体育館の確認。

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そして明日の移動の予習で
バスターミナルの確認と
可能ならばバスのチケットの購入。

しかし…
やはり英語が伝わらないバスターミナルの窓口。
翻訳サイトを使いながら必死に
「明日のオラディアまでの
チケットを購入したい」と訴えても
全くかみ合わず埒が明きませんでした…。

きっと、想像するに、
明日なら明日買いに来なさいよ、って
言ってるっぽい…
ここはもう、状況を納得させて
切り上げるしかありません。
大丈夫、バスが出てるのは分かったから
あとは明日行けば何とかなるでしょ。

分厚い言葉の壁にめげ、
スーパーマーケット見物へと
気持ちを切り替えました。

旅の途中に食べられる
非常食的なお菓子や飲み物が
何かないかな…
探してみると欧州でよく見かける
クマ型のケーキに見たことのない種類を発見。
そしてルーマニア国旗柄のお菓子も。

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味は期待せず面白そう!という興味だけで
買ってみました。

スーパーで買い物を終えると
通路で荷物をバッグに入れ替えている
ファミリーが奮闘中。
私が側を通ると彼らのお菓子が
ポロっと床に落ちてしまい、
拾ってあげました。

その時にファミリーの一員、
小学校低学年ほどの女の子が
即座に「ありがとう」とひとこと…。

え?今なんて言った!?
聞き間違いじゃないよね!?
英語も聞かれないような場所で
まさかの日本語が聞かれるなんて!!!

お父さんもびっくりした表情。
でも女の子は得意げになるわけでもなく
当たり前のことをしたまでのような
自然な表情。

よく日本人ってわかったよね!?
そしてよく、とっさに日本語が出てきたよね?
これには思わず嬉しくなって
「すごーい!!」と日本語でいいながら
女の子に拍手を送ってあげました。

英語が伝わらない
コミュニケーションが取れないと
窓口で落ち込んだけど、
まさかの日本語にテンションUP!!
この時、この何気ない女の子のひとことで
私は救われたのでした。

伝わらないストレスは
気が付かないうちに気持ちを徐々に
ダウンさせていて、
発散する糸口が見えないまま
旅を微妙に苦しみながら続けることになります。
でも、この一言で私の旅は
パッと明るくなりました。

気持ちを切り替えられると
不思議なもので景色の見え方も
変わってきたりします。
やる気も俄然、漲ってきます。

近くの教会の外観だけ見て、
ホテルに戻りのんびりしようと思っていましたが
埋もれていた好奇心がめきめきと蘇り
中まで覗いてみることにしました。

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中に入るとこれが想像以上に美しくて
びっくり。
こんな田舎町の教会なのに
これは見応えある~!!
教会内部を撮影していいのか分からず
見るだけにとどめておきましたが
これは忘れたくない場所として
しっかり思い出にインプットされました。

(興味のある方はぜひ…↓
Biserica Sfânta Vineri din Zalău

なんとなく気分が乗らず
パスしようとしてたけど
入ってみて大正解。
歳と共についつい体力優先で、
守りに入ろうとしていたけど
いやー、もったいないな!!

40歳を超え、確かに観戦、移動するだけでも
きつくなってきたのは事実…
でも、こんな感動に出会えるのも
旅の醍醐味…
最後だからこそ、
ほんの少しの力を振り絞って
旅を楽しみたい…
そして、やり切りたい!!

再び心に強く誓ったのでした。

【8】へつづく…


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