VOLLEY TOUR 2019/20【15】~地中海クルーズ
念願の地中海クルーズ、
17:00ジェノバ出航に当たり
14:00には乗り込み完了。
船内での食事やエンターテイメント等
全てのスケジュールが書いてある
冊子に目を通し、概ね理解したら、
真っ先に昼食をいただきに行きました♪
船内の楽しみの一つは、やっぱり美味しい料理!
今回利用したのは
MSCというイタリアの会社の船。
ということで、ピザが絶品!!
珍しいイカスミ生地のピザがあったので
美味しさ半信半疑で取ってみたのですが
生地の焼き加減が最高で、
チーズの量も多すぎず脂っこくなくて
頬張りながらたまらず笑みが…。
完全に一人でニヤニヤしながら食事をしている
気持ち悪いアジア人になっていました。
…そう、一人ニヤニヤ…
やっぱりおひとり様なんて、
私以外にいなかった…(笑)。
食べ終わった後はデッキに出て、
日差しを浴びながらしばしお散歩。
既にジャグジーを楽しむ人の姿も見られました。
私も入りたい! けど…
ここはブダペストの温泉と違って
周囲から見られる環境だから
さすがに一人で入るには勇気がなく…
まだまだ私には修業が必要なようです(汗)。
出航前15:00からは、乗客全員参加の
避難訓練のガイダンス。
各客室から救命用具を持って
ラウンジへと集まります。
乗組員さんのお見本を見ながら
全員救命胴衣を装着。
全員オレンジベストを装着した姿に
興奮気味の乗客たちは
いざという時の危機感をよそに
それぞれに記念写真を撮ったり
和やかな雰囲気…
みんな楽しくってしょうがない
という感じで、
お隣の年配のご夫婦も
溺れる演技をしながら写真撮影をしていました。
避難訓練が終われば、ここからは自由の身、
夕食、まではフリータイムです。
テンション上がっている私は
じっとしてはいられず
即効、船内探検へ出発!!
まずは図書室、そしてゲームセンター
さらにスポーツバーに…
パソコンエリア。
船上では電波は届かず
圏外となってしまうので、
インターネットが必要な場合は
ここを利用できるよう。
とはいえ、通信をすべて断ってしまうのも
現代にはとっても貴重な機会。
SNSに振り回されることも多い現状、
今あるこの環境を誰にも邪魔されないなんて
ある意味有難い…。
これが続くのはさすがに勘弁ですが…
1日2日なら世間から離れるのにちょうどいいくらいです。
この他にもギフトショップや
洋品店があったり、
写真展示販売があったり、
ラウンジもいくつかあって、
船内はちょっとした商業施設という感じ。
時期が時期だからか、乗客もまばらで
込み合っていないのが快適でした。
夜には大きなステージで1日2回
30分ほどのエンターテイメントも催されており、
これがダンサーの衣装も豪華、
パフォーマーの技も一品で見応え十分!
私としてはメインのショーもですが
その前座、客席内でやってくれる芸人さんの
お客いじりのネタがとても気に入りました。
と、一人で自由に楽しむ船内ですが、
一番の気がかりはディナータイム。
用意されている席に通されると
そこは一人用の席ではなく相席。
5人用のテーブルに一人ぽつんと
座らせられしばらく待機…
さて…
賑やかなイタリア人ファミリーが来るかな?
それともどこにでも現れる中国人グループ?
はたまた旅行好きなイギリス人?
そこへやってきたのは
まさかの日本人ファミリー。
同年代のご夫婦と男の子2人の4人家族。
あぁ…日本人だと逆になんだか
お互いに居心地が悪そうだ…
なんて思っていたのですが、
これが素敵なファミリーで
とても気さくに話してくださり、
子供たちも可愛くて人見知りしないので
すっかり図々しく入りこんでしまいました。
サウジアラビア在住で
休暇中にヨーロッパを周遊しているファミリー。
貴重なサウジアラビアでの生活や
これまで回られた旅先でのお話、
いろんなお話を聞かせてもらって
この先訪れる予定のプラハの
絶品グルメのお店まで教えてもらいました。
しかも旦那様がバレー経験者で
バレー観戦ツアー中の私の旅の話も
興味持って聞いてくださるという奇跡。
バレーの力で繋がれました(笑)。
これまで旅先であまり日本人と
出会うことがなかっただけに
旅の最中、知らない人と
日本語で語り合えることがとにかく新鮮。
こんなにも楽しいものだとは!
一番の気がかりのディナーが
一番思い出深い時間に…
本当にいい出会いに恵まれました。
と、夢の地中海クルーズ、
順調に過ごせているようで、
実は出発前、大きなトラブルが発生していたこと
ここで告白…。
本来ならジェノバから一夜かけ
翌朝8:00、フランスのマルセイユ
入港の予定だったのですが
天候の都合で入港不可。
マルセイユには訪問もできず、
ダイレクトにスペインのバルセロナへと
向かうことになったのです。
だけど、そのおかげで日中停泊するはずの船が
そのまま地中海を進むことになったので
部屋からこんな景色が見られました。
バルコニーで誰にも邪魔されず
ひとり好きなだけ海を見られるなんて…♡
実はこれがクルーズ船で
私が一番楽しみにしていたこと。
マルセイユ入港できなかったのは
私にとっては幸運だったのです。
【16】へつづく…