“カッコ良さ”のカリスマ

 昨日藤原しおり(元ブルゾンちえみ)さんがYoutube  Liveで「BTSから考察する男子論」を熱く語っていて、男子論というよりもステージパフォーマーとしてのV(BTSのヴィジュアルメンバー)の引き出しの多さを語る意見に深く共感した。

 ブルゾンちえみ時代、余裕のあるキャリア女性のカッコ良さをベタなキャラクターにして演じていた彼女、実は男子になってカッコつけたいという願望があるらしい。
最近のBTSの新曲「Butter」のビデオで、もし自分が男子に生まれていたらこうやりたいと思うことをことごとくやってくれるVを見て、悔しくて嬉しかったとさえ言っていた。

すごく納得。

異性から見ても、たぶん同性から見ても「ずるい!!」と降参するしかないほど、細かい所作や表情で視線を奪う天才がBTSのV。。

レオナルド・ディカプリオとか、ブラピとか、もっと昔に遡ればジェームス・ディーンとか、そういう世界の「カッコいい代表」みたいな仕草や表情を寄せ集めたような表現を、鮮やかにアドリブでダンスの中に出してくる。

そうかと思えば往年のカリスマロックスターのような挑発的な舌出しや、目を見開いて片方の口の端を引きつらせる猟奇的な表情など、曲のテイストや衣装のモードによって表現を変えてくる。


 私は実はアイドルや、一般的にいう“イケメン”にはまったく興味がなかったにもかかわらず、ある日BTSのダンス練習動画を見ただけでその日からVの表情に強烈に引き込まれた。


 正直、価値観がまるっきり変わるくらいの衝撃だった。


 もともとVは「世界一ハンサムな顔100人」などのランキングで一位に何度も選ばれていたり、顔が国宝級だということはずいぶん前から気づいていたにもかかわらず、宣材用画像や日本のテレビ出演の切り取りだけではそこまで魅力を見抜けていなかった。

ダンスの中では眉毛一つ動かすだけで、もう何日も心に残ってしまうほど語るものがあるんだなと感動した。

それが私の最初のBTSの入り口。



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