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アーマードコアのプラモを作った話

どうも、お久しぶりです!
前回初めて書いた水性塗料の話が沢山の人からの反響があったので、驚いています。長い間、noteをほったらかしにしてしまいましたが、その間にいろいろと経験値を得ることができたので、不定期ですが継続的に書いていこうと思います。
今回はタイトルにある通り、アーマードコアというロボットを動かして戦うゲームのプラモを作った話になります。

どんなプラモなの?

今回は全てのパーツを塗装して仕上げた状態を目指すのですが、塗装後との比較のために、組み立てだけを行った状態をまずは見ていただこうと思います。

各部のケーブルなどの茶色の色が足りないが、おおむね設定どおりの色分けがされています。

設定どおりに色分けされていますが、どうにもコレジャナイ感があるように感じます…
この機体、ホワイトグリントは高機動力でこちらを翻弄して手痛い攻撃を差し込んでくる強者なのですが、キットのままだとちょっとインパクトが足りない。このまま全塗装しただけでは印象は変わらない気がしてきます。

参考にした本

ふと自室兼作業部屋の本棚に目をやるとプロモデラーの清水圭先生の「清水圭 飛行機模型 筆塗り塗装テクニック」という本が目に留まりました。
じっくり読んで復習復習…コレだッ!!
かくして、水性ホビーカラーによる筆塗りでの仕上げで完成させることを目指すことが決まりました。

実際はどう塗るの?

詳しい塗り方に関しては上のリンクの本を買って読んでほしいのですが、具体的な塗り方は「色を重ねて塗るけれど、完全には塗りつぶさない」という塗り方をしていきます。
まずは全パーツにサーフェイサーを吹いて色を統一した下地を作り、それぞれのパーツを白、スカイブルー、パープルで設定色よりもコントラストをきつめにして塗り分けます。このときの塗り方は、サーフェイサーの下地色のグレーが透けて見える感じで塗ります。

次に、スカイブルー、パープルで塗り分けた箇所に白を重ねていきます。
完全に塗りつぶしてしまわないように気を付けて塗り重ねることによって白の発色具合を変えるのが狙いですので、様子を見ながら少しずつ重ねていきます。

同じ白系の色ですが、色味が違うのがお分かりになるでしょうか?

これで基本塗装は大まかに終わりました。基本色の白も下地色のグレーがうっすらと透けて見えるので、色数が増えましたね。
後は各部のケーブルなどの細かな部分の色分けをしていきます。

差し色の茶色が入って引き締まった気がしますね

最後の仕上げ

塗り分けまで終わったら最後にスミ入れとウェザリングを行い、使い込んだ雰囲気にします。
スポンジを使ったチッピングを行い、塗装が剥がれて金属の地が出てきた感じにします。
スポンジにタミヤエナメルのライトグレーを付けて、各部にポンポンとスタンプしていくことでランダムなパターンを付けていきます。
大小様々なチップが塗装面に乗れば成功です。失敗してもエナメルうすめ液で拭えばリトライできますから、様子を見ながら少しずつ作業を進めます。

スミ入れとチッピングを行った後です

スミ入れに関しては特に語ることがないのですが、黒や暗いグレーでスミ入れすると暗い感じになってしまいそうだったので、茶色で行いました。
最後に缶スプレーのトップコートプレミアムつや消しでコートします。
しっかりつやが消えるまで吹くのがポイントだと思います。
乾燥後にクリアパーツを取り付けて完成です!


久しぶりにアーマードコアのプラモを完成させることができました。
最新作のアーマードコアⅥの質感があまりにも素晴らしかったので、それを目指すために筆で仕上げたのですが、割とイメージ通りに仕上げることができました。
アーマードコア+筆塗り仕上げ、結構相性がいいのかもしれません。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
次回もなにかが完成したタイミングで書くと思います。

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