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ドクターと牧師の対話⑥

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この記事は基本無料で全文読めます。100円と設定してありますが、それは読み終わった後に払ってもいいかな?って思えたらで全然OKです。読んでいただけるだけでありがたいのです。私に本代かコーヒー代のご褒美をあげるという方がいたら私が喜びます(*^-^*)

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■ヒポクラテスの医者の定義

吉野:それから「生涯を純粋と神聖を貫き、医術を行う」と。この医術というのが大事で、医療じゃないんですよね。術なんです。医術は二つあって、テクニックと日本語で言うところの呪禁(ジュゴン)。言葉を使って治しなさいっていうのが、一番大事なんだと書かれているんです。

マレ:へー!

吉野:また「どんな家を訪れるときも、そこの自由人と奴隷との相違を問わず、不正を犯すことなく医術を行う」ともある。これはキリストが言ったのと同じで、「奴隷であったとしても、貴族であったとしても、全く同じことをしなさい」と言っているんですね。

それから「医に関するか否か関わらず、他人の生活について秘密を守る」
とも。つまり、現代でいう守秘義務のことが書かれてある。これも患者の秘密を守るということだけじゃなくて、医の道を担った者はありとあらゆるこの世に存在する秘密と言われるものを守ることができなければいけないと言ってます。

「この誓いを守り続ける限り、私は人生と技術を享受し、全ての人から尊敬されるだろう」、「しかし万が一この誓いを破るとき、私はその反対の運命を被るだろう」と書いてある。つまり尊敬されるべき人間にならなければいけないと。もしそうならなかったときは、その報いを受けると。以上がヒポクラテスが言った医者の定義なんです。

マレ:素晴らしいね。それ。

吉野:聖書みたいでしょ。

マレ:そういう医者がいるんですかね。「そういう医者になってくれよ、みんな!」って思う。

吉野:俺そう言ったら、内海先生は「吉野先生は偽善者だ」って言ったから(笑)

マレ:これ習うの? 医者はみんなこれを習うんですか?

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■「誠意と真実と敬い」という三つの柱

吉野:習いますよ。「医術倫理」という講義でね。でもテストに出て、これ書いてテストに合格したら、おしまいなんですよね。

マレ:だからダメなんだよな。ただのテストのためのお勉強になっちゃってる。

吉野:僕は、これを本当に貫いているつもりなんです。まあ、出来ているかどうかは分かりませんけどね。自分の法人にも「誠意と真実と敬い」という三つの柱があるんです。「誠意」って何ですか? と言ったらウソをつかない事。そして自分が辛い、苦しい時にこそ原点に返って、赤の他人に対して自分の家族よりも正しいことを施すことがなければ誠意ではない、というのが僕の誠意の定義なのね。

「真実」は、それこそ正にウソをつかないことですね。「敬い」とは、患者さんを敬うとか、患者さんの家族を敬うだけではなくて、病気そのものに対しても敬う事。その感情がなければ、病気の本質が理解できない。だから自分に降りかかってくる災難も含めて全部を敬う事、この以上の3つを会社が実践する哲学にしているんです。

この、「吉野敏明の哲学」を作るのに1年半ぐらいかかった。。32、33歳ぐらいの時にすごく悩んで、それこそ聖書読んだり、仏教の経典を読んだり、ギリシャ神話を読んだりして、自分がこれからこれを柱に生きていくっていうものを決めて、この文章のどこに点を打つかとか、どの漢字を使うかとか、どこで改行するかまで、もう本当に一生懸命やって作った。

これは200年ぐらいは絶対使える哲学にしたいと思って作ったんですよ。それをもって、「医術法人社団誠敬会」という法人の哲学としたんですよ。

マレ:素晴らしい!

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■我々医者は神との契約した神の使い

吉野:だから、これが僕の考えている医学、そして哲学なんです。だから、人間をどこまで理解しているかという話に戻りますけれども、人間という生き物はやっぱり裏切るわけですよ、何回も何回もね。その都度、神様に叱られるわけです。

そのときに、我々医者は神との契約した神の使いとして、「ほら見たことか、おまえは罰が当たったんだ」と絶対言ってはいけないと思います。そういう人であったとしても、絶対にその人たちを助けるということを神と契約して、医術を生業とすることになったのだと僕は思うので…。

だから僕はマレさんのいろんなお話を聞いている時に、僕とマレさんは同じ仕事だなと、実は生意気ですけど思わせていただいていたんですね。

マレ:その志、素晴らしいです! 全ての医者の鏡だ。

吉野:ありがとうございます。だから、神の存在に誓いを立てないと本来は医療はできないはずなんです。この神というのが、最初の宗教の話ではないですけど、特定の神様ではないんですね。創造主というものに誓いを立てなければいけないということです。

実はこの「ヒポクラテスの誓い」と似たような文章が西暦701年に制定された日本古代の法典である「大宝律令」の中の「医疾令」にも出てくるんです。さらに言うと、どこの国の法律を見ても似たような文章が出てくるんですよ。だからどこまで人を理解しているのか? というのは医者というのは、神に誓いを立てる職業である以上、マレさんのように牧師だとか、哲学者だとか教師だとかも、本来そうであると思いますけど、人間というものを理解できた上で成り立つ職業の一つではないかと僕は考えているんですが、マレさんはどう思われますか?

(続く)

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■感想と考察

今回もよしりんの医者としての定義が述べられていますね。「誠意と真実と敬い」の三本柱でを自分と法人課していると。
確かに、これを守っている医者、病院であれば安心してお世話になれると思います。特に今のコロナで儲けている医者ばかりとなっている現状をみると、信頼できる医師として本当に重要になってきます。それくらい、今の医師は信頼できない存在に成り下がっているのです。

冗談でもなく、ワクチンを打ってお金を儲けている医者が半分以上なのだから…。

以下がよしりんが参考にしているという「ヒポクラテスの定義の内容です」

「ヒポクラテスの誓い」(WIKIより)
1:この医術を教えてくれた師を実の親のように敬い、自らの財産を分け与えて、必要ある時には助ける。
2:師の子孫を自身の兄弟のように見て、彼らが学ばんとすれば報酬なしにこの術を教える。
3:著作や講義その他あらゆる方法で、医術の知識を師や自らの息子、また、医の規則に則って誓約で結ばれている弟子達に分かち与え、それ以外の誰にも与えない。
4:自身の能力と判断に従って、患者に利すると思う治療法を選択し、害と知る治療法を決して選択しない。
5:依頼されても人を殺す薬を与えない。
6:同様に婦人を流産させる道具を与えない。
7:生涯を純粋と神聖を貫き、医術を行う。
8:どんな家を訪れる時もそこの自由人と奴隷の相違を問わず、不正を犯すことなく、医術を行う。医に関するか否かに関わらず、他人の生活についての秘密を遵守する。

これを今の医者が守れていれば、信頼を失うことなんてなかったでしょうね。

一応医師会でも「医療倫理」について扱ったホームページがあります。果たしてこれを真面目に守ってる医師はどれだけいるんですか? と言える内容です。

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ワクチンに関しての専門家の内海先生の本の記事です。参考にどうぞ(*^-^*)

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PCRの権威になっている大橋先生と、医師の細川先生の対談本の記事です。ぜひ一読を(*^-^*)

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PCR検査とは何ぞや?って方にお勧めの本です。是非読んでみてください(*^-^*)

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ドイツでのコロナパンデミックの状況を描いた本の記事です。日本とほぼ変わらないのが読めばわかります。

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コロナを痛快に軽く笑い飛ばして知識を得ることができる、片岡ジョージさんの漫画を扱った記事です(*^-^*)

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