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コロ〇パンデミックは本当か?③

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1章

第二点 SARS-CoV-2感染は何人の死者を出したのか?

ここでも定義上のジレンマがあります。「コロ〇ウイルスによる死」とは何を意味するのか?

仮に私が病院での検査で陽性で、病院から帰宅する途中、自動車事故で死亡したとしたら…私はコロ〇死亡者となります。陽性の診断を受けて、ショックのあまりバルコニーから飛び降りたら…この場合も私はコロ〇死亡者です。突然の心臓麻痺で…

RKIの発表によると、死亡時にコロ〇検査結果陽性の場合、誰でもコロ〇死亡者に数えられます。

ライノウイルス(普通感冒の代表的な原因ウイルスとして知られています)や、アデノウイルス(感染症胃腸炎、ライノウイルス等ともに「風邪症候群」を起こす主要病原ウイルスの一つ)、あるいはそれこそインフルエンザについても、検査を受けていたら、陽性結果を受けていたかもしれません。

実際の死亡原因を確定するために、PCR検査の継続も解剖も必要とされませんでした。原則としては、新たな感染症、場合によっては、特に危険な感染症の場合、真の死因を固定するためにはできるだけ多くの解剖をする必要があります。

ドイツでは一人の病理学者のハンブルクのピュッシェル教授がコロ〇危機の中で第一義的な義務を果たしました。彼は解剖を行った結果、犠牲者の誰一人として健康であった者はいなかったことがわかりました。

全員が少なくとも1つの病気に、ほとんどが複数の病気に罹っていて、2人に1人が環状動脈系の心臓疾患を抱えていたことが判明したのです。それ以外にも高血圧、動脈硬化、糖尿病、脂肪過多、癌、また肺、腎臓に問題を抱えていたり、肝硬変の者もいました。

これはドイツ以外でも事情は変わらず、スイス、イタリアでも同様の報告がされていました。

興味深いこととして、ピュッシェル氏も患者の3人に1人が肺塞栓に罹っていたことを発見しました。通常肺塞栓は高齢で運動不足の人に典型的に現れます。寝たきりの患者は特に罹りやすい。肺塞栓については既に50年前にハーファーカンプフ氏とマティス氏がインフルエンザ患者のケースをドイツ医学誌で発表しています。

ここで私たちが目にしているのはSARS-CoV2の特殊な側面ではないのです。私たちが目にしているのは、高齢者が恐怖心のあまり外出できないか、安全を期してできるだけ外にでないようにというRKIの指導に従って自宅に閉じこもった、という特殊な状況の結果なのです。

運動不足が前もって組み込まれていたのです。血栓症も同じでしょう。

興味深いのは、スウェーデンの著名な感染症学者ヨハン・ギーゼケ氏が、自国民に正反対のことを推奨したことです。

なるべくたくさんの新鮮な空気を吸って、運動すること!!

この人物はわかっていたのです。

ドイツではCOVID-1〇が原因で亡くなった人の数について信頼に足るデータが存在しません(例外はピュッシェル教授のみ)。

残念ながら、他のほとんどの国事情は同じです。

イタリア保健省の参与であるワルテル・リッチアルディ教授はザ・テレグラフによるインタビューで、イタリアでの《コロ〇死亡者》の88%がコロ〇ウイルスで死亡したのではないと語っています。

コロ〇ウイルスの死亡者数の問題は、その数値が大まかな過大評価にすぎないと見なすことができることです。

ベルギーでは、COVID-1〇検査で陽性死亡者だけでなく、陽性の疑いがあった死亡者すらも算入されました。

私たちがこれまで知り得たことから言えることは、大多数の国々でコロ〇が原因で死んだ人は数倍もすくない、という前提に立たなければならないということです。

では、実際の死亡者数はどれくらいなのでしょうか?

残念ながら、RKIの発表には透明性がないです。この機関は数字の裏にあるものを探ろうともせず、公の発表では提示した数字こそが現実を反映するものだと主張するからです。RKIにはその方針を規制するものとしての科学的能力が欠けているのです。

幸いなことに、この世には善き科学者がいます。米国スタンフォード大学のジョン・P・A・イオアニディス教授です。

彼は現代における世界屈指の疫学者です。彼はウイルスが原因で亡くなった者と、ウイルスに感染した状態で亡くなった者との区別を全くせず、全ての《コロ〇死亡者》の総数を対象に、単純に手元にある数値でCOVID-1〇で死亡するリスクを算出しました。

ドイツに関して、彼は5月初旬にはCOVID-1〇による死亡リスクは65歳以下の場合、時速24Kmで自動車を運転する時と同じという結論に達しました。80歳以上の場合でもリスクは比較的低く、ドイツでは1万人に10人という割合でした。

この数の計算は簡単です。ドイツでは約850万人の市民が80歳以上です。この年齢層では約8500人の「コロ〇ウイルスによる死亡」が記録されています。これにより、80歳以上の1万人に10人のコロ〇ウイルスによる死亡の絶対リスクがあるということです。

80歳以上の高齢者1万人のうち、1200人が毎年亡くなります。死因としては、約半数が循環器系の病気、3分の1が癌、10%が呼吸器感染症です。

呼吸器感染症は従来も現在も、様々なウイルスやバクテリアといった病原体によって引き起こされてきました。その中にはずっと以前から、無害なコロ〇ウイルスも混じっていました。今回はそこに新たな代表的なウイルスが加わっただけです。SARS-CoV2が極めて危険なキラーウイルスなどと大げさに呼ばれるものではないおとは、完全に明らかなはずです。

実際にRKIがサンプリングPCR検査を実施したのは、SARS-CoV2の感染者のみでなく、インフルエンザの警戒観察の枠内で、呼吸器系感染者の総合データのサンプリングPCR検査も行っています。ここで興味深いことは、感染の異常な増加はおろか、指数関数的な増加を示唆するものは何もなかったことです。

一方、2019年~2020年の数値を見れば、冬にピークが訪れ、その後は例年と同じように減少しています。つまり、私たちが見ているものはごく普通のインフルエンザ及び風邪の流行なのです。


■インフルエンザウイルスと比べてみると

COVID-1〇はよくインフルエンザと比較されます。WHOはこれについて、COVID-1〇ウイルスの方が感染力が強く、羅患すると重篤化する、治療の薬もなく、ワクチ〇も開発されていない、と世界に向けて警告しました。

WHOはウイルス性疾患に対して真に効果的な薬はほとんど存在せず、季節性インフルエンザに対するワクチ〇接種は効果がないか、逆効果でさえあるという説明をするべきでしたが、それをしませんでした。

さらいWHOは種々のウイルスの有効な比較を行う前に対処するべき二つのポイントは無視したのです。


■インフルエンザに比べてCOVID-1〇による死亡者は高いのか低いのか?

WHOはCOVID-1〇による死亡者を3~4%と想定しました。これは例年のインフルエンザよりもはるかに高い割合です。

通常のインフルエンザシーズンの場合、ドイツでは死亡率は0.1%~0.2%です。

毎年のようにインフルエンザは襲ってきます。インフルエンザによる死亡者数は1995~1996年のシーズンでは3万人を上回りましたが、これは特別に多いシーズンでした。2002~2003年、2004~2005年のシーズンでは1万5千人です。最近での死亡者数は2017~2018年で2万5千人。

これらのデータが信頼できるものであれば、2017~2018年の感染者数が33万人であることから、死亡者数は約8%ということになります。

ドイツはこれまで通り、今回のような異例の措置をとらなくても感染症を上手く乗り切っているのです。

WHOの推定によると、インフルエンザによる死亡者数は毎年29~65万人に上ります。

COVID-1〇が季節性インフルエンザと同じだという認識は、他の国の多くの研究者による結論です。イオアニディス教授は地域ごとの要因と統計的方法論による誤差を考慮した上で、感染症の死亡率の中央値が0.27%であることを明らかにしました。他の多くの研究者も同様の結論です。

これまでのすべての調査研究は、SARS-CoV2が「キラーウイルス」などでは全くないことを明確に示しています。

ここで決定的に重要なことは、SARS-CoV2が世界中どこを見渡しても、メディが喧伝するような《キラーウイルス》となった国はない、という事実です。

(続く)

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日本の医師たちの対談本の記事も参考にどうぞ(*^-^*)

↓元の書籍です

↓PCR検査についての詳細が書かれた本

マンガで気楽にコロ〇を理解したい人はこちらがお勧め(*^-^*)

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