![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/74647027/rectangle_large_type_2_71ce774abfdad034ff0ab17f1ac367af.png?width=800)
和の心コズミックスピリット㉙
+++
この記事は基本無料で全文読めます。100円と設定してありますが、それは読み終わった後に払ってもいいかな?って思えたらで全然OKです。ご支援いつもありがございます(*^-^*)
+++
■正座はどの国のでも生まれた時からできた原初的座法
私も自分の子供がまだ言葉を十分にしゃべれない頃から、誰も教えてはいなのに絵に描いたようにきれいに座るのを見て何度も関心させられました。
子供は正座の先生なのです。もちろん正座のできない西洋人の子供でも小さな時期にはこの座り方できれいに座るのを見ることができます。大人が誰もしていないのに子供が行うということは、本能であるからであり、私たちの体のごく自然な動きである証拠です。
ところが、大人になると大半の民族は生活習慣によってこの座り方を忘れていきます。椅子で生活する西洋では当然、正座の機会はなくなり、そうして生活するうちに、正座で座ることができなくなってしまうのです。
日本人がこの原初的座法を忘れないのは畳の文化があるからなのです。
つまり正座は日本人があみだしたというわけではなく、日本人はこの座り方を大人になっても忘れない文化を持っているのです。ですから正座というものがどこの国で発祥したのかと特定するような考え方はナンセンスです。
正座が生まれた時期を特定することも当然ナンセンスなことと言わざるをえません。本能的なこの座り方はかつてはどこの民族が行っていたとしてもおかしくないのです。
+
■軸を正して座ったら気持ちのよい白紙のような心になりやすい
実際、古代には様々な民族がこの座り方を、とくに神聖な場面で行っていました。紀元前のエジプトの壁画にも、正座姿の女神が彫られています。
ですので正座をとりたてて日本特有の文化と誇示することは狭い視野と言わざるを得ません。
とは言え、軸と心が自然に正されるこの座り方を世界で一番行ってきたのは、やはり日本人であることは間違いなく、この座り方を心を育むために最も応用してきたのも日本人であることは否定できません。
そのような意味では正座は確かに日本文化の象徴と言えるのでしょう。
古代の日本では、正座は神さまに向かう時や心を正すべき時に用いられ、それ以外の時はあぐらなど、様々なくつろぎやすい座り方をするのが一般的でした。
尊い存在に向かう時、そこに向かうにふさわしいよう、体を正すのは、体はそのまま心であるという認識であるからです。
小さな子供の時に民族を問わず無意識的に行うこの座り方を大人が行う時、人は幼児期のようなまっすぐな素の心に帰りやすいのではないかという気がしてなりません。
軸を正して座ったら気持ちのよい白紙のような心になりやすいことを知っているから、日本人はそうしてきたのかもしれません。
+
■正座とは高貴な存在に対する習慣だった
日本の畳の起源は縄文時代にまで遡る歴史があります。この畳があったので、私たちの祖先は歴史的にも子供時代の座り方を忘れることなく維持してきたものと思われます。
古代の埴輪の中にも今の日本人とほとんど同じように美しく正座し、座礼をそておりものがあります。それが高貴な人物に向かって行われていることから、それが当時の高貴な存在に対する習慣であったこともわかります。
一般に文化として特定行為が定着するには相当な年月が必要ですので、正座というものが心を正すべき場面での座法として認識されたのはこれよりも古い時代であろうと思われます。
また『魏志倭人伝』にも当時の人々が行っている座礼の丁重さへの驚きが中国の人々によって記されています。日本の礼は中国から伝わったものと思っている方が多いのですが、日本には少なくとも中国文化が伝来する以前から、中国の礼文化とは根本的に異なる座礼文化が存在していたのです。
(続く)
+++
■過去記事
続きものになっているので、興味がもてた方は最初から読むとより面白いかと思います(*^-^*)
+
+
■関連書籍と記事の紹介
ガイアの法則
これからは日本の淡路島、明石の東経135度線が世界の中心となる…。これは世界、宇宙の法則であるスピンにそれが証明されているという千賀一生さんが実際に体験したチャネリングより記された一冊です。
+
+
日月神示解釈本:中矢伸一
千賀一生さんを紹介していた、主に日月神示の解釈本を書いている中矢伸一さんの書籍です。今の感染症の時代を予期していたかのような内容が書かれているのが興味深いところです。
ここから先は
¥ 100
応援ありがとうございます(*^-^*) この応援資金で今後の活動資金に当てさせていただいて、より充実した記事の作成を頑張らせていただきたいと思います。