PCRとコロ〇と刷り込み 人の頭を支配するしくみ⑦
■治療効果や余命の予測は難しいはず
大橋:私が先生に聞きたいのは、例えば、がんで余命宣告されて、精神的に非常に落ち子む方が結構いらっしゃると思うんですね。
こういう問題に関して、どう考えておられますか。
人間の体は放っておいてそんなにどんどん悪くなるということはない。幾つか兆候はあるかもしれませんけど。
細川:医者になって35年を迎えましたけど、私が医者になったころから、がんの告知というのが当たり前になりつつあったんです。それをしない医者は悪い医者、する医者はいい医者。終活のための準備というものがあるからと言ってね。
僕が医者になる直前までの医師の作法は、がんを見つけたとき、あるいは手術の前の説明のときに、まずがんであることを言わない。
例えば、胃潰瘍のものすごく悪いやつで、放っておくと穴があいて大変なことになる。穿孔(せんこう)するから、この際取っちゃおう。いい薬もあまりないでしょうと言っていた。H2ブロッカーがないころです。
胃潰瘍で本当に破裂して出血して死ぬ人が多かったんです。胃を取るときに、がんなのに胃潰瘍と言って、安心させて取ったものです。自己治癒力が上がりますよね。
でもそういうふうにウソをつく医者は悪い医者なんだ。がんはがんと言えと。そのがんの根拠は何かというと、エビデンスは病理検査になるわけです。
そして、がんを告知した後に、今、先生がおっしゃった余命ですね。
この手術をした場合、3年はみんな確実に生きています。4年目から死ぬ人も出てきますが、5年目でも3分の1は元気にされていますというような予測をするわけです。何で予測するかというと、統計で予測するわけです。
大橋:治療をしてどれくらいの余命だという統計データはあると思います。でも、その統計の中には、治療をしなかったデータはないはずです。
細川:そうです。複雑系ですから、同じ手術をしても生活はみんなバラバラです。
大橋:手術の方法も多分バラバラでしょうから、一概に一緒くたにして統計にはあらわれないはずです。
細川:統計のマジックなんです。怖いところです。
それを金科玉条(きんかぎょくじょう)のごとくに言うのが当たり前になっている。医学界の中でガイドラインができていて、その手法、一律のものを見せるわけです。全国統計で、こうですよとやるわけです。
大橋:将来予測に関して、医学の世界では正確にできるんだというような思い込みが、私たちの中につくられているような気がするんですが、実際には、そういうような将来予測は非常に難しいはずです。
細川:統計はとらないほうがいいと私は思っています。
大橋:その医療が健康づくりに役に立つかどうかは、医療をした場合としない場合、どれくらい違うかということです。
措置をしたときに非常に健康になるとか、病気が治るとか、寿命が延びるとか、するかしないかによって、どれくらい効果が出るか。それが医療の効果というものでしょう。これが正確に出ないと、この医療をするべきか、しなくていいのかはわからないはずです。
細川:私が、私を頼ってくれる患者さんに言うのは、あなたの中に100人の名医がいます。その外にいるのが私であって、名医ではありません。みんなヤブ医者ですよ、あなた以外は。あなたが主役です。
1000人いたら1000通りの治り方があります。あなたが治っちゃったという状態にしたい。そのための努力は私はします。一緒に泣き、一緒に笑い、背中を押したり引いたりしながらやっていきたいと思っています。
■新型コロ〇のワクチ〇に科学的エビデンスはあるのか
大橋:今、新型コロ〇という感染症が広まっていて、それが非常に悪い状態であり、それを放っておくとさらに悪くなるという心配をみんながしている。
それで自粛をしなければいけないとか、3密を避けなければいけないとか、イベントを中止するとか、ワクチ〇をしなければならないとか、生活スタイルを変えて新しい生活様式にしなければいけないとか。
それは全て将来予測として悪くなっていく方向にあるんだ、今既に状態が悪いんだということです。
どこからそれが科学的に検証されているのであろうか。将来予測をする限りにおいては、今の状態がしっかりと把握できていないといけない。
それから、これからどうなっていくということが科学的に予測できるのかも問題になってきますよね。
私たちは通常、特にそんなに将来のことを考えなくても、自然とよくなっていくというのがデフォルトです。
たまに感染症が広まることはあるかもしれません。対策をして防ぐことが必要な場合はもちろんあります。
だけど今回の感染症に関して、果たして本当に感染症が広まっているのか、放っておけばさらに悪くなるのか。どこにも科学的根拠がないように思います。ただ、検査数を増やしているから、陽性者(感染者と言っていますけど)が増えているにすぎない。
そうしたら、別に慌てて何かをしなければいけないという根拠にはならないはずです。
細川:そのとおりです。
大橋:放っておくとさらに悪くなるからワクチ〇をしなければいけないという形で、ワクチ〇を急いでいるような気がします。
テレビを見ると、一日も早くワクチ〇を接種して、これを広げていくことが感染症対策に欠かせないという論調で報道されています。
果たしてそれが科学的エビデンスに基づいているのかどうか。
例えば、ワクチ〇を接種したら感染症が下火になっていくのか。
どこにそのデータがあるんでしょうか。どこにもないように思います。
ワクチ〇の効果について、例えば、ある会社のワクチ〇は95%の有効性があるという報道がされていますが、一体どのような証拠に基づいてそのデータを出しているのか。
少なくともウイルスの検出ができないと、ウイルスの増殖を防いだというエビデンスにならないです。
ワクチ〇の効果のエビデンスのためには、ウイルスの検出ができないといけませんね。
しかし、ウイルスが存在するということすら今、わかっていないということですから、ワクチ〇の効果を本当にはかる手段はないはずです。
しかし、少なくとも数値の上95%というのが出ています。これはなぜかというと、間接的な診断で置き換えていると思います。
間接的な値としては、例えば、PCR陽性という間接的な手法があります。
もう一つは抗体陽性です。どちらかで置き換えているような気がします。しかし、それがウイルスの陽性とどう関係するのかということが、まずデータとしてないものですから、何を見ているかがわからない。
そういう状態で有効率を出したところで、一体何の意味があるのか。
こういうことが、ワクチ〇を急がなければいけない理由として巧みに利用されているような気がします。
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応援ありがとうございます(*^-^*) この応援資金で今後の活動資金に当てさせていただいて、より充実した記事の作成を頑張らせていただきたいと思います。