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PCRとコロ〇と刷り込み 人の頭を支配するしくみ④

新型コロ〇ウイルスがあるという証明ができていない!? ④

医療に対する考え方

細川:大分医大に戻ってきて、学位を臨床薬理学という分野で採りました。治験だけをするセクションを大分医大が日本で初めてつくったので、そこで治験屋になっていたんですが、これもまた疑問を感じるんですね。

まず薬物で何を見ているか。メルクマールは何かといったら、単なる数字、あるいは画像です。これは虚数字であり虚像なんですね。直接見てない。間接法ではかっています。

腫瘍メーターにしたって何にしたって、抗がん剤の治療するときはそうなります。画像でこれが小さくなった、大きくなったとやるわけです。なんとなくその場しのぎな感じがする。血圧を下げて本人が喜んでいない。だんだん衰弱していくでしょう。1年、2年、5年、10年と飲み続けていたら当然です。下がり過ぎの状態を喜んで、基準を下げていっていますから。

コレステロール、血糖、血圧、ウエスト回り、こんなのは年齢とともに上がらなきゃならないのに、この50年間エビデンスとやらを根拠に基準を下げ続けてきた。

血圧が高いのはいけませんよ。日本全国の平均を取りますと大体130ですから、130に合わせましょう。何を言っているんだ。

人によって違うし、季節によって違うし、日内変動もある。5秒で変わる血圧値に振り回されて、おかしなことだと思っていました。

日内変動があるんだったらということで、ABPM(ambulatory blood pressure monitoring)、24時間血圧計というのを開発して、30秒おきにずっとはかるわけです。

おかしなことをやっています。血圧は5秒で変わるんですよ。

自律神経系統にも影響されるし、朝起きときなのか、夜寝る前の風呂上りなのか、冬の寒いときなのかで全然違う。

それを成人は130だと言って、それに合わせる。統計のマジックなんです。おかしなことをやっていますよ。

血圧はかる必要なし。私は救急救命のときだけはかります。

両手の脈は取ります。時計は見ません。脈拍数をはかるのは看護師の仕事です。脈圧を指3本で感じるんです。ピュッピュッという立ち上がり、速脈なのか、大脈なのか。

これは漢方的な考え方ですけど、循環器内科の専門医はこういうことをちゃんとやって、左右差があるのかどうかとか、リズムがどうかとか、立ち上がりはどうだとか、指で感じなければいけない。

それが内科診断学作法のイの一番なのに、それをしません。

はい、血圧計。それも電動のでシューシューやっている。おかしなことです。

大橋:先生が言われている間接的診断というか、一つのパラメーカーの数値だけとって、それを数値化するとわかりやすいです。

誰もが理解しやすい形で、一つの要素を取り出すんですね。その考え方は、一つの要素だけで考えていく機能的な考え方という部類になると思います。

一つの要素だけで、スポット、スポットで取り出していく。

ただ、本当に大事なのは全体がどうかということであって、一つ一つの要素は結果にすぎません。ある一つの切り出しでしょう。

間接法というものは、大体そういう一つの切り出しにすぎないわけですね。

それがどんな意味があるかというのが大事であって、どうでもいい数値が結構ある。ところが全体を統合した患者さんの状態とか、数値化できないところが結構あって、それは全体の観察で長年の経験で判断するという要素が強いと思います。

それを数値化するのは難しいものですから、血圧なら血圧みたいな一つの値でしかあらわせない。

これが間接法の問題点といいましょうかね。

それが今の医療の中心になってしまっていて、ある意味、そういう形で判断しているというのが問題となっているところです。


PCR検査、新型コロ〇の診断における問題点①

大橋:間接法の問題でいいますと、新型コロ〇はPCR検査の値をもって陽性者、感染者と言っています。

でもそれは、一つの遺伝子の断片をふやしているにすぎない。それで感染しているんだというふうに置き換えてしまっているわけです。

本来感染症でしたら、病原体がそこにいるということを証明しないと、その病原体に感染しているとは言えないはずです。

ところが、ある遺伝子の小さな断片を増やして、その遺伝子がふえたということをもって、感染しているというふうに置き換えているわけです。

これは間接法の非常に典型的な姿です。

一つのデータだけを取り出したところで、果たしてそれが感染と言えるのかどうか。ここが一つの大きなポイントです。そこは非常にデリケートなところでもあるし、議論のあるところだと思います。

この遺伝子の断片を見るだけで、本当に病原体に感染しているかと言えるのかどうかを検討しなければいけなかったはずです。それが全くされていない。

それは今、先生が言われたような血圧をはかるという行為が、体の機能のどういうところをあらわしているのか、十分に検討されていない。

例えば高血圧症という診断を、血圧をはかることによって置き換えているところがあると思います。

高血圧症は何が問題なのか。先生が年齢とおもに上がると言われた、ある意味、自然の摂理にすぎないものを、一つの数値を取り出すことによって病気にしてしまう。

細川:平均をとるのがいけない。年齢を全部ごったまぜにして、若い者から年寄りまで全部の平均はこれだよというのがおかしいんです。

大橋:体の状態が正常な機能を果たせなくなったということで、例えば血圧を見ればわかるというのであれば、それはいいんですね。

ここに論理の飛躍があると思います。

今、コロ〇の診断でPCR検査で遺伝子がふえたというデータが出たら、それを感染者と言っていいのかということがどうして議論されないのだろうか。かなり隔たりのある問題です。

細川:それができないのは、市中の開業医がそれにタッチできないようにした法律があるんです。行政手続法といいますか、去年(2020年)の4月7日、緊急事態宣言を安倍晋三首相がされました。それによりますと、開業医は診ちゃいけないんですよ。37度5分以上の熱を感知したら外ではかるんです、危ないから中に入れない。

たしか10年前のSARSのときも、新型インフルエンザウイルスと称して、一時そういうふうにやりましたね。

外で、車の中で熱をはかる。熱があったら、そこで鼻の中に綿棒をジャカジャカとやって、簡易検査で見て、陽性だったら保険診療で出す薬は決められちゃっていますので、リレンザかタミフルを袋に入れて持ち帰らせるわけです。

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大橋先生のPCR本もお勧めです。専門的な話がやや多いですが、覚えられれば客観的なPCR検査に関しての違和感がわかると思います。



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