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コロナパンデミックは本当か?⑥

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本書はドイツでのコロナパンデミックの現状を伝えています。マスクが義務に、死者(?)が日本と比較にならない程多いと言われていますが、実は日本とあまり違いがありません。ほとんどの死者数はコロナで亡くなった方ではないのです…。

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■ドイツではこうして始まった

2020年1月27日深夜、バイエルン州保健省はドイツで最初のコロナウイルス感染のケースを伝えました。感染者は自動車ディーラーの従業員。ある中国人女性から前の週に研修を受けていました。

この会社から感染は始まり、その後短時間で多くの感染者が出現しましたが、誰一人重篤者も死者もでませんでした。

2月中旬のことです。《リスク地域》とされた中国やチロルから帰国した人たちの中で、風邪の症状がある人が検査を受け、隔離されました。

バーデンヴェルテンブルク州で複数の感染者が出て、ノルトラインウェストファーレン州でも1人の患者が出ました。

ドイツでは祭りの季節で、ノルトラインウェストファーレン州の患者は、彼の妻と300人ほどで村山や町で騒ぎまわり他の地域にも移動しました。

学校も幼稚園も閉鎖、彼らと接触した人間は隔離…。

3月初旬にコロナ死亡者1号が出ました。ハインベルク郡の78歳の男性とエッセン市の89歳の女性でした。男性は複数の病気、特に糖尿病と心臓疾患を抱えていて、最終的にそれらが死因でした。女性は肺炎でした。

ここでドロスデン氏が下記のような劇的なコロナの波の襲来を警告を発しました。

「秋が危なくなる。それは明らかだ。そうなるとコロナで重篤になる者や死亡する者が突然増えるであろう…。その時我々は誰を救うべきか? 重篤な80歳の老人か、あるいはひどいウイルス性肺炎に罹っていて数時間以内に死亡するかもしれないが、人工呼吸器によって四日後には回復するかもしれない35歳の若者か?」


■パンデミック(世界的流行)が宣言された

3月11日にWHOがパンデミックを宣言しました。12日にドイツ連邦州首相会議で大規模なイベントの全面的な中止が決定しました。

フランスは同日、すべての幼稚園、学校、短期大学、総合大学が当分の間閉鎖されました。ドイツもそれに倣いました。

毎日のように予測値が発表され、全てのテレビ・チャンネルから幾何級数的に感染者が増加すると言われ、確実な状況を掴むこと、そして増加を止めることさえ極めて難しい、というのも感染者の数は週を追うごとに倍増するように見え、厳しい措置を取らなければ5月半ばには感染者が100万人に達すると喧伝されました。RKIによると、数週間あるいは数か月以内にドイツの死亡者数はイタリアに追いつくだろとあろうと言われました。

3月16日に《公共空間での生活の全面的な制限拡大》が宣言されました。

これはいつか見た風景でした。「壁を作るなど、誰も考えていない!」

これからコロナが襲来するたびに、人々はかつての東ドイツを思い出すことになる。封鎖された国境や商店に並ぶ行列や空っぽのスーパーだけでなく。


■イオアニディス教授の論文『大失敗が進行中?』

ドイツにおいて警戒の空気が広まる一方で、同じ時期にウイルス専門家が違った意見を述べていました。イオアニディス教授が論文『大失敗が進行中?』で彼は次のように述べています。

「現在のコロナウイルス疾患COVID-19は、百年に一度のパンデミックと言われていますが、それは百年に一度のエビデンス(客観的証拠)無しの大失敗と言えるかもしれない。

どれだけの人々がこのSARS-CoV2に感染しているかについて、信頼できる証拠を我々は持っていないのです。

多くの国々で過酷な対策が取られました。長期間に渡るロックダウンを決めた政策責任者たちは、それが事態を改善させるための政策であり、悪化させるものではないと、どうして決めつけることができるのでしょうか?

感染者の数についても感染の今後についても、これまで集められたデータはおよそ信頼できるものではありません。

これまで制限的に実施された検査の結果を見ると、非常に多くの人がSARS-CoV2に感染しているという事実は掴めていません。感染を把握する際に、ファクター300であるかについて我々が間違っていないかどうかはわからないのです。

どの国も社会全体のサンプル調査によるウイルスの感染率に関する信頼できるデータを持っていません。WHOが発表した死亡率3.4%という公式の数字が人々の不安と恐怖心の原因となっていますが、この数字はナンセンスです。

SARS-CoV2の検査を受けた人々のほとんどは、重い症状があり、病気と診断されていた人たちです。

ある限られた空間で全員が検査を受けたという唯一の事例は、豪華客船ダイヤモンド・プリンセス号で隔離された乗客たちです。そこでの感染者死亡率は1%でしたが、平均年齢は70歳以上であり、代表的なグループとは言えません。彼らはリスクグループであり、COVID-19による死亡率が高いのは当然です。

不確実性のさらなる原因を勘案すれば、アメリカ人一般の死亡率は0.05%から1%の間とみるのが妥当なところです。仮に0.05%が真の死亡率だとすると、潜在的に巨大な社会経済的影響を伴う世界的なロックダウンは待ったく不合理的だということが言えます。

まるで象が家畜に攻撃されているようなものです。驚いて猫を避けようとして、象はついうっかり崖から落ちて死んでしまう。ひょっとすると、COVID-19による死亡率は実はそんなに低いのだということが考えられるだろうか?

《ノー》とある人たちは言い、高齢者の死亡率を引き合いに出します。しかし、風邪のような症状を引き起こし、数十年前から知られている緩いコロナウイルスの感染者死亡率は、介護施設の高齢者の場合は8%にまで達しました。実際、この緩いコロナウイルスには毎年数百万人が感染して、全米での感染率は3~11%にのぼり、呼吸器官の下部に感染した患者たちは毎年病院で手当てを受けなければなりません。

もし私たちがこの新しいウイルスのことを知らず、PCR検査も行われたなかったら、インフルエンザ感染による今年の総死亡者数は異常なものではなかったのです。

私たちは知り得ない一つの重大なことは、ソーシャル・ディスタンスとロックダウンという措置が、経済と社会、そして精神的健康に深刻な影響を及ぼすことなく、あとどれだけの期間続けられるのか、という問題です。

残念なことに、このような理性的な言葉は、政治家やそのアドバイザーたちの耳には届きませんでした。

それに引き換え、以下のような人々に不安と恐怖を抱かせるようなものが取り上げられたのです。

「もし我々がここで何もしなければ、このウイルスは野放しになって拡散するかもしれず、英国だけでも50万人の死者が出る恐れがあり、米国では220万人に及ぶだろう」

(続く)



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日本の医師たちの対談を取り上げた記事も参考にどうぞ(*^-^*)

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PCR検査に関して詳しく知りたい方はこの本がお勧めです(*^-^*)

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気軽に笑って学べるマンガはこちら。かなりおすすめです(*^-^*)






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