ガイアの法則㊸
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■弱肉強食現象が存在しない星
ふと無数の星の中の一つがなぜか気になりました。彼の声が聞こえてきました。
「その星に意識を向けるのだ」
私の意識は気になった星のすぐ近くへと近づいた。全体が雲に覆われているのか、白色に輝きながらきらめく雲の全体が、星の自転と共にゆったりと回転しています。私はこの白色に輝く星に非常に澄んだ透き通ったような印象を受けました。
「この星には生命がいるのだ」
私ははっとしました。そんな印象をすでに感じ取っていたからです。
「この星の生命意識の次元は地球とは異なっている」
確かに私はこの星を見ると同時に、途方もない静寂な印象をなぜか感じました。それはこの星の生命意識から来る印象だったのでしょうか。
「生命の意識次元とその惑星の意識次元は一体だ。次元が違うと言っても、生命体が肉体を持つ物理次元の存在であることは地球と同じだ。ただ意識次元が異なるのだ。この星では地球のような弱肉強食に相当する現象はすでに存在しない」
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■地球に弱肉強食があるのは、まだ地球の生命体が生命本来の段階に到達していないから
弱肉強食が存在しない? それは生命にとっては不変の法則ではなかったのでしょうか。
「動物が植物から栄養分をとることはもちろん地球と同じだが、この星の動物たちの多くは、穀物や果物から栄養分をとる。穀物や果実は本来、種の繁栄のために動物たちに食されることを目的として植物が生み出されるものだ。これは共生現象に相当する生命相互の関係だ。
同じ地球でも例外的に肉食獣がほとんどいない地域があることはあなたも知っているはずだ。地球上でも場によって意識次元はわずかに差異があるからだ。この差異は星々の間ではさらに大きな差異となって現れるのだ」
私は聞きながら、玄米には人間に必要なほとんどの栄養素が含まれているという、栄養学の専門家の話を思い出した。しかし、この星には地球の人類のような知的生物はいないのでしょうか。
「もちろんいる。生命意識の全体を惑星本体の意識と連動しながら先導する核となる存在は、常に地球における人類のような、その星の先端を行く生命の意識なのだ。この星の高度知的生命の間には、地球の人類のような不和はない。地球にそれらがあるのは、まだ地球の生命体は生命本来の段階に到達していないからだ」
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■意識とは自らの意識領域を拡大することで進化するのだ
私たちが生命本来の段階に到達していない? あまりに意外なこの一言に私は衝撃を受けました。私は人類は最も進化した存在として生命の最前線を行く存在であると思い続けてきました。そんな私たちがまだ生命本来の段階にさえ到達していない? 彼の声が再び聞こえてきました。
「意識とは自らの意識領域を拡大することによって進化するのだ。生命体意識の完成とは、完全なる自由意識の実現にある」
完全なる自由? 彼の言葉の意味を考えているうちに、私の意識に変化が生じ始めました。私の意識は音がまったくゼロの世界に来たかのように静まるのを感じました。静まるというその感覚は、すべてと一つになるその感覚でもありました。それと共に、私をとりまく宇宙空間や星々がまるで自分が産んだ子供でもあるかのようにいとおしく感じられました。
(続く)
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■過去記事と関連書籍の紹介
過去記事
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ガイアの法則II
ガイアの法則Ⅰの続きのⅡです。今のコロ〇にも触れている話題性も含んでいる書籍になっています。この本も何れ記事化する予定です(^-^)
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0(ゼロ)フォース 1(私)が∞(超私)となる神域(ゾーン)の実在
ガイアの法則Ⅱの続編に位置づけする書籍です。キーワードは縄文秘力!
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日月神示覚醒と実践
『ガイアの法則』を紹介している中矢伸一さんの日月神示の解釈本です。
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日月神示の神仕組み令和の日本と世界
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