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コロナパンデミックは本当か?⑪

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本書はドイツでのコロナパンデミックの現状を伝えています。マスクが義務に、死者(?)が日本と比較にならない程多いと言われていますが、実は日本とあまり違いがありません。ほとんどの死者数はコロナで亡くなった方ではないのです。

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■副次的被害

3月20日にトゥルー・ヘルス・イニシアティブ会長とディヴィッド・L・カッツ博士が次のような疑問を投げかけました。

コロナウイルスとの戦いは病気そのものよりに害が多いのではないか?

この病気と戦うにはより的を絞ったやり方があるのではないだろうか?

一体どれくらいの副次的な被害を私たちは覚悟しなければならないのだろうか?

スタンフォード大学教授のスコット・アトラス博士はCNNによるインタビューで、COVID-19を封じ込めるという誤った考えにより、保険・衛生分野に壊滅的な状況を作り出してしまった、と述べました。

非合理的な恐怖心が作り出されてしまいました。この病気自体が全体として弱いものであったのですから。一般市民に対する大規模な検査の必要性は全く根拠がなく、病院や介護施設において限定的に行われるべきだったのです。

アトラス教授は4月末に《データは整った…パニックと全面的隔離を止めよう》という論文を発表し、センセーションを巻き起こしました。

ドイツでも連邦議会議長ヴォルフガング・ジョイブレ氏が、命の保護のために他の全てを犠牲にしてはならないと述べました。

「私たちの基本法(憲法)に何か絶対的な価値があるとしたら、それは人間の尊厳である。これは侵すべからざるものですある。しかし、それは私たちが必然的に死ぬものであることを排除するものではない」

すぐさまメディアは《命か尊厳か…この二つを天秤にかけてよいものか?》と正義はぶった憤慨を表明をしました。

多くの人が未だわかっていないことは、私たちが両方を犠牲にしてしまったということです。


無意味な措置を擁護する人々の言い分は次のようなものです。

全ての高齢者には可能な限り長生きする権利があり、ウイルスがほんの一滴であろうと、それによって樽の中身が溢れ出してしまったら、そのウイルスが原因だったということになると…。

ウイルスに罹りさえしなければ、多分あと数か月数年は長生きできたかもしれない…。私たちの社会では高齢者たちがこの権利を拒むことは許されないと。経済はいずれ回復するが、死者は戻らない。

次のような呪文(メルケル首相の信条)を唱えない政治家は一人もいません。

「どんな経済的犠牲を払おうと、我が市民の命と健康を守ることこそが我々の最優先目標である」と…。


これは崇高で正しいように聞こえます。ですがこれは公共の福祉という上位のもの対する理解が欠けているのを露呈するものでした。

感染のこれまでの全期間において、ウイルスで死亡した80歳以上の高齢者の数は10万人を分母にすると、最多で10人なのです。真のCOVID-死亡者は1万人につき112人しかいないのです。



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■経済的影響

グローバルな経済危機は5億人の人々を貧困に陥れると、国連のポジションペーパー(公式見解)が述べています。

FRB(米連邦準備制度委員会)は、アメリカ経済が30%落ち込むであろうと予測しています。委員長のジェローム・パウエルは失業者が20~24%上昇すると見込んでいます。

この間に米合衆国ではウイルス危機で既に3650万人が職を失いました。これはアメリカ経済史上最悪の失業者数だと、オックスフォード・エコノミクス研究所の米国チーフ・エコノミストのグレゴリー・ダコは言っています。

EU欧州委員会はヨーロッパが歴史的規模の不況い見舞われることを予測し、今年度の経済は優に7%縮小して来年も完全には回復しないとしています。

ドイツも例外ではなく、3月後半になって通常の80~85%であろうと世界経済研究所所長は予測しています。時給給付金が約1千万人の就労者に給付され、時給がなければ失業者は米国同様にもっと上昇しており、4月の失業者は《わずか》30万人増加した…これは長期的にみてもこれで終わらないと。

政府はセーフティーネットを充実させると言っていますが、これだけでは全くの不十分なのです。無数の多くの人々がこのネットから零れ落ちることになります。政府のとる措置程度では多くの人々の命が失われ、セーフティーネットで生き返らせることはできないのです。



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■国民の命と健康への影響

影響として以下の現象があります。

①病気に罹った人の多くが、病院に行くことをためらっています。《キラーウイルス》に感染することを恐れているからです。

②高齢者自身が医師に《負担をかけたくない》と思っている。医師らはCOVID-19の患者の治療に追われていると思うからです。

③医療の必要な患者が外野席に置かれてしまう。コロナを口実に、《命に関わるものではない》という理由で断られるか延期されてしまった。

④健康診断が行われなくなった。

⑤《コロナ患者》のためのキャパシティを確保するために、各種の手術が延期されてしまっています。これによって患者の健康状態が悪化し、いずれ命に関わる事態を招く可能性がある。

⑥女性と子供に対する家庭内暴力が増加している。

⑦自殺者の数が増加することはほぼ確実である。


(続く)



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日本の医師、細川先生と大橋先生の対談本の記事も参考にどうぞ(*^-^*)


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PCRについて詳しく知りたい方はこちらの本がお勧めです(*^-^*)



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コロナを笑って学べるマンガはこちらです(*^-^*)






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