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春服の秘密

春は茶色のコートを身に纏うべきだ。オリーブドラブとかモスグリーンと呼ばれる、土臭い色味がより望ましい。


街に溢れる凡百のベージュのトレンチコートに軽蔑の眼差しを。葉桜の季節を迎えた東京を明るいトーンで迎合するのは素人のやり方だ。


日本は地球温暖化によって四季が消え失せ、ドバイより暑い夏とニューヨークより寒い冬の間に、改編期前の特番のように存在する春と秋しかない。君がヴィヴィアン・ウエストウッドやコムデギャルソンのことが好きならば、体制には中指を立てるべきだし、ルールは破るべきだと知っているだろう。


THE・秋色な洋服に対する挑戦、コーディネートで色彩に勝つ快感でしか、既に東京で春服を着る意味は残されていない。桜だからピンクを選ぶようではお話にならない。


もし意味が分からないのならば、今すぐバンコクのセントラルワールドに行き、ガンガンに冷房の効いたユニクロでウルトラライトダウンを嬉しそうに試着するマダムを見れば、偏差値35の君でも瞬時に理解できるはずだ。


言うまでもないが、薄柳やサックスブルーにアイボリーみたいな、お花畑のような淡い色味の服を秋に着るのは最も愚かな行為である。世の中なんでも逆にすれば良いってもんじゃない。それはハズシでなくただのハズレである。


安心して欲しい。今日はコーディネートが思いつかないファッション初心者の君へ特別にアドバイスを贈ろう。


はい、まず男性諸君。悪いけど好きにやってくれ。いい歳なんだから自立なさい。マジで興味ない。


ちなみにおデブちゃんかベア系のニイチャンはいるかい? 君たちにとって春はスペシャルラッキーなシーズン。今すぐ短パンを履こう。適当な軍パン買ってきてハサミで切ってショーツにすればよろしい。理由はダルいので省略する。サンダル履いたら殺すので絶対にスニーカーを履くように。いいね。


えー、次に親愛なる女性の皆さん。怖かったでしょう、こんな攻撃的な文章を読んで。しかも茶色い服を春に着ろとか意味不明な内容で、そんなこと言われても〜〜って感じだよね。うんうん、わかるわかる。


この季節に春服を買うのタイミング的に微妙だし、なんか他に良い方法ないの?って思うじゃん。それな。思わず気持ちがギャルになっちゃった。わかりみー。


そしたらさ、気持ちだけじゃなくて見た目もギャルになっちゃえば良くない? 黒ギャルまでいかなくても褐色の肌が眩しいギャルになるのはどう?日焼けしたらもう服とか茶色くする必要ないし。…ダメ? ダメかぁ。つらみー。


ああ、途中までマジメに書いてたのに結局ギャルの話になっちゃった。下書きに溜まってる何年前のやつだよコレって文章をさらっと修正してデトックスするプロジェクト第一弾。スッキリしていこうと思います。

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